道教委　３年度就職指導改善実践校　芦別高など６校指定　新たにICT活用した支援

（道・道教委 2021-04-12付）

　道教委は、就職指導の改善に関する研究の令和３年度実践研究校を決定した。実践研究校は芦別高校、伊達開来高校、静内農業高校、美深高校、遠別農業高校、標津高校の６校。新たな研究課題にＩＣＴを活用して就職試験や関係機関による相談会等に臨む生徒の支援を盛り込むなど、就職指導の改善・充実を目指して研究を進めていく。

　今日的な就職指導に当たって、一人ひとりの社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる資質・能力の育成が必要であることから、社会人や職業人への円滑な移行に向けた調査研究を行い、高校における就職指導の改善・充実を図るもの。本年度の研究課題は、前年度に引き続き、就職後３年以内に離職する早期離職の改善のための就職後の生徒に対する支援のほか、就職未内定のまま卒業した生徒に対する支援、進路希望を設定できずに卒業した生徒に対し支援する。

　このほか、新たに、ＩＣＴを活用して就職試験や関係機関による相談会等に臨む生徒を支援（オンライン面接、オンライン職業相談等）することを盛り込んだ。研究期間は１年間。

　実践研究校に、芦別、伊達開来、静内農業、美深、遠別農業、標津の６高校を指定。就職支援教員を配置し、高校における就職指導の改善・充実に努めるとともに、成果の普及を図っていく。

(道・道教委 2021-04-12付)