道教委 小中一貫教育サポート 3年度 8地域19校で 新規は岩見沢、富良野、釧路市(道・道教委 2021-04-08付)
道教委は、本年度の学力向上推進事業「小中一貫教育サポート事業」における指定地域・学校を決定した。新規の岩見沢市、富良野市、釧路市の3地域5校と、2年度から継続となる5地域14校で取組を推進。小・中学校9年間を通じた教育課程の編成・実施など、地域の実情に応じた小中一貫教育の導入や円滑な実施を目指す。
中学校区における目指す子ども像の設定、小・中学校の教職員・保護者・地域住民による共有、小・中学校9年間を通じた教育課程の編成・実施など、地域の実情に応じた小中一貫教育の導入・円滑な実施への取組を支援することで、義務教育の質の向上を図る。実施期間は2年度から4年度までの3年間。
指定地域・指定校は、毎年度取組を踏まえて年度ごとに指定。小中一貫校を設置して1年を経過した学校は指定しない。
指定校は、義務教育9年間で育成する児童生徒の姿の設定のほか、児童生徒の課題を踏まえ、地域のよさを生かした9年間を通じた指導計画(教科・領域等)の作成、小中一貫教育に必要と思われる取組(小中一貫教育を推進するための体制整備、教員研修の実施、家庭や地域と連携した取組等)などを行う。
また、取組や成果等の評価・検証を行い、目指す子ども像や9年間を通じた指導計画等の改善を図るなど、検証改善サイクルを確立する。さらに、ほかの指定地域・指定校と積極的に情報交換したり、家庭や地域と情報交流したりするなど、様々な観点から検証に努める。
道教委は、年3回程度、指導助言するほか、年1回のカリキュラム編成等にかかる全道研修会の開催、人的措置として加配を希望する場合は、小学校における教科担任制や相互の乗り入れ指導を位置付けた9年間を通じた指導計画の作成のため、具体的な活用方法や校内体制等について、協議の上、指定地域内の中学校に教諭1人を加配する。
成果の普及に当たって、ホームページ等で目指す子ども像の設定や9年間を通じた指導計画の作成、公開授業の実施など、計画書に位置付けた取組の達成状況を市町村内や管内、全道へ積極的に周知する。
指定期間を終了した地域・学校は、モデル地域・モデル校として、授業公開等を通じ、成果を全道に積極的に普及させるなど、先導的役割を果たす。
3年度指定地域・指定校はつぎのとおり。
▼空知
▽岩見沢市(新)=栗沢中(新)、栗沢小(新)
▽長沼町=長沼中、長沼小
▼後志
▽岩内町=岩内第一中、岩内第二中、岩内東小、岩内西小
▼胆振
▽安平町=早来中、早来小
▼渡島
▽知内町=知内中、知内小、桶元小、湯ノ里小
▼上川
▽富良野市(新)=樹海中(新)、樹海小(新)
▼十勝
▽帯広市=大空中、大空小
▼釧路
▽釧路市(新)=阿寒湖義務教育学校(新)
(道・道教委 2021-04-08付)
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