島牧村　３年度教育行政執行方針　９年通した防災教育を　長期休業中も児童クラブ

（市町村 2021-04-19付）

島牧村教委・小野寺淳司教育長

　【小樽発】島牧村教委の小野寺淳司教育長は令和３年度教育行政執行方針において、放課後児童クラブについて、新たに長期休業期間中も実施していくとした。道実践的安全教育モデル構築事業の成果を踏まえ、義務教育９年間を通した防災教育にも取り組んでいく。

　執行方針の概要はつぎのとおり。

【学校教育】

▼確かな学力の育成

　引き続き、各学校ともに個に応じた指導の充実を図るとともに、小学校では朝・放課後学習、夏季・冬季休業期間の学習サポート、中学校では放課後サポート、夏季・冬季休業期間の講習会などを実施する。小学校においては村独自で教員を配置し、基礎・基本の定着を図るための授業が行われる環境づくりに努める。

　小学校高学年の教科担任制について、３年度も教員の専門性を生かしながら実施していく。算数および外国語（英語）については、小・中学校が連携し、乗り入れ授業、オンライン授業などを行うことによって、算数の基礎力、英語力の向上に努めていく。

　ＩＣＴ環境の整備について。タブレット端末を、コロナ禍において今後も発生する可能性が高い、臨時休校時などのオンライン授業にも活用していく。

　特別支援教育については、特別支援連携協議会を開催する中で、福祉課、保育所、小学校、中学校、余市養護学校など関係機関と情報等を共有し、一貫した指導、支援に向けた取組を行っていく。保護者からの意向を受け在籍の変更など、支援の充実を図っていく。

▼豊かな心の育成

　「特別の教科　道徳」を中心に教育活動全体を通じ、道徳的諸価値の意義や大切さについて理解する学習を進めていく。朝読書や読書週間を設け、読書の習慣を身に付ける取組を行うとともに、道立図書館と連携したブックフェスティバルの開催など、読書活動への支援を行っていく。

▽健やかな体の育成

　体育の授業や休み時間等での体力づくりに取り組むとともに、マラソン大会、耐久遠足、スキー遠足、クラブ活動や部活動などについてサポートしていく。

▼信頼され地域と共にある学校づくり

　コミュニティ・スクールを活用する中で、小・中学校が連携した教育を推進していく。防災教育について、引き続き、地域と連携しながら義務教育９年間を通した防災教育に取り組んでいく。

【生涯学習の推進】

　放課後児童クラブは、子どもたちが安全で安心して学び・遊べる場として定着しており、３年度から長期休業期間中も実施していく。

(市町村 2021-04-19付)