後志局が管内公立学校長等会議　実現過程振り返り共有を

（道・道教委 2021-05-06付）

　【小樽発】後志教育局は４月中旬、後志管内公立学校校長・副校長・教頭会議をオンラインで開催した。本年度管内教育推進の重点について、「全ての子どもに必要な資質・能力を育成する」ことをテーマに取組を進めるとし、安全・安心な居場所としての学校づくりなど５つの項目について、取組を充実させるとした。

　あいさつに立った川端香代子局長は「前年度、各学校においては、新型コロナウイルス感染症対策の徹底はもとより、子どもたちの安全・安心を守りながら学びの保障に取り組んでいただいた」とし、「前年度の経験を生かしてカリキュラム・マネジメントの取組を全教職員で理解・共有し、新しい時代の教育の実現に結びつくよう取組を進めてほしい」と呼びかけた。

　令和３年度管内教育推進の重点については、「全ての子どもに必要な資質・能力を育成する」ことをテーマに取組を進めることとし、前年度、どのようなプロセスで学校全体の取組が実現できたかを振り返り、成功の秘けつを明らかにして子どもの変容など、よさを教職員全体で共有するよう求めた。また、５つの項目について取組を充実させる視点を示し、前年度から一歩進めるため、取組を磨き、高めていくことを積み重ねるよう呼びかけた。

　その後、各課の所管事項を説明。

　松橋朗次長は、教頭昇任候補者の確保に関連し、各学校におけるミドルリーダーの育成について、教員にとって一番身近な存在である教頭に対して、教頭の後を継いでいく教務主任の育成に力を注ぐよう呼びかけた。

　遠藤直俊義務教育指導監は、本年度の学校経営指導訪問について、目的や計画訪問および学校支援訪問の実施内容などを説明。

　松井謙治企画総務課長は、教職員の服務規律の保持の徹底や学校の働き方改革などについて解説した。

　福本正規教育支援課長は、学校における新型コロナウイルス感染症への対応や１人１台端末の積極的な利活用などについて説明。

　小笠原博之道立学校運営支援室長は、予算の効果的・効率的な執行などについて説明した。

(道・道教委 2021-05-06付)