道教委　働き方改革実現本部会議　気付き・対話・協働を　池野部長　力強い取組推進

（道・道教委 2021-05-12付）

　道教委は４月下旬、道庁別館で第１回学校における働き方改革実現本部会議をオンライン開催した。池野敦教育部長が、本年度から開始した学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」（第２期）で掲げた「個の気付き」「チームの対話」「地域との協働」を踏まえ、働き方改革を力強く推進する意向を表明。参加者は働き方改革の手引『Road』の積極的な活用など、今後の取組の方向性を確認した。

　学校における働き方改革実現本部は、働き方改革を実現するための対策や実現に向けた取組状況を検証するほか、取組の改善などの事項を処理することが目的。遠隔システムを通し、池野教育部長をはじめとする道教委の幹部や各教育局の局長らが出席した。

　開会に当たり池野教育部長は、北海道アクション・プラン（第２期）と前プランの大きな変更点として、働き方改革そのものが学校経営のマネジメントに大きく寄与することを主張したこと、働き方改革の目的をより明確に示したことにふれ、「教員がこれまでの働き方改革を見直し自らの授業を磨くともに、自らの教職員人生を豊かにするということを力強く共有し、主張することが重要」と強調。「“個の気付き”に始まり、“チームの対話”を行い、“地域との協働”を土台にして働き方改革を力強く進めていく」と述べた。

　続いて、教職員課の今村隆之働き方改革担当課長が北海道アクション・プラン（第２期）の概要を説明。『Road』を活用した令和２年度働き方改革推進校では、時間外勤務の縮減などの成果があったことを報告し、本年度は各学校にコアチームを設置し、積極的な活用を進めていくとした。

　国が検討を進めている部活動の地域移行については、本年度は紋別市、登別市、当別町の３市町でモデル事業の実施を検討していると説明。本年度から導入となった１年単位の変形労働時間制に関する留意事項や相談窓口の設置についても周知した。

(道・道教委 2021-05-12付)