道研　校長の学校経営力向上研修　「明るく」　「へこたれず」　人材育成で道商連・福井部長

（道・道教委 2021-05-11付）

道商連の福井政策企画部長（右）が講義した

　道立教育研究所は４月２８日、遠隔型研修「校長の学校経営力向上研修～人材育成を柱とした学校経営の在り方」を行った。各校種の校長４０人がオンラインで受講。道商工会議所連合会の福井邦幸政策企画部長が「組織を活性化させるこれからの人材育成」と題し講義。経営者として必要な力を説いた。

　明確な学校経営ビジョンに基づきＰＤＣＡサイクルを機能させるとともに、教職員個々のキャリアステージに応じた人材育成を日常的に行うことで、組織として機能する学校経営力の向上を図ることが目的。

　ウェブ会議システムを用いて小学校長１７人、中学校長１人、高校長８人、特別支援学校長４人の計４０人が受講した。

　道商連の福井政策企画部長が「組織を活性化させるこれからの人材育成」と題し講義。経営者として必要な力を説いた。

　考えを整理する方法や、人との信頼関係を築く方法を伝授。経営者は考える力とコミュニケーション力をもち、「明るさ」「へこたれないこと」が重要になると説明した。また、「組織目的」「貢献意欲」「情報共有」の３つの要素が組織の活性化につながることを示し、明確なビジョンをもつことの大切さを伝えた。

　講義後、受講者はチャット入力によって「経営者に求められる資質・能力」について質問。

　福井政策企画部長は、「“明るさ”は組織全体に反映される」と強調。校長の思いを伝えるために、一人ひとりと面接する時間を設けることを提案した。

　このあと、義務教育担当、高校教育担当、特別支援教育担当の教育指導監が校種別に講義した。

　研修は、９月中旬に集合型研修を行い、１２月１６日に遠隔型研修で実践交流を行う予定。

(道・道教委 2021-05-11付)