道労働局　３月高卒者職業紹介状況３月末　内定率９８・２％　０.４P減　未内定者　女子で３３・３％増

（国 2021-05-18付）

新規高卒者職業紹介状況の推移（クリックすると拡大表示されます）

　道労働局は、令和３年３月新規高校卒業者の職業紹介状況（３月末現在）を公表した。就職内定率は前年同月に比べ０・４ポイント低い９８・２％となった。

　調査結果をみると、求職者は前年同月比１４・１％減の６１５９人。男女別では、男子が１１・１％減の３４４１人、女子が１７・６％減の２７１８人。

　道内求人数は１４・７％減の１万６２１４人。地域別では、紋別が１３・４％増と前年同月を上回った一方、札幌圏が１５・７％減、旭川が１８・０％減、千歳が３０・１％減など、全道２０地域のうち、紋別を除く１９地域で前年同月を下回った。

　産業別では、建設業が唯一、前年同月を２・３％上回った。

　一方、製造業２３・０％減、宿泊業・飲食サービス業３９・４％減、卸売業・小売業１４・８％など、建設業以外の産業で前年同月を下回った。

　道内求人倍率は０・０２ポイント低下し、２・６３倍。

　就職内定者数は１４・４％減の６０５０人。男女別では、男子が１１・１％減の３３９６人、女子が１８・４％減の２６５４人。就職内定率は０・０４ポイント低い９８・２％となった。

　未内定者は男子４５人、女子６４人の計１０９人。男子は１１・８％減、女子は３３・３％増加した。

　うち、道内の就職を希望している生徒は１０６人で、未内定者全体の９７・２％（男子９５・６％、女子９８・４％）を占めた。

(国 2021-05-18付)