有朋高と札幌大谷大が連携協定締結　音楽遠隔授業を円滑に　相互の長所生かした方法開発

（学校 2021-05-18付）

元紺谷校長・センター長（右）と千葉学長

　有朋高校（道高校遠隔授業配信センター）と札幌大谷大学は４月下旬、札幌大谷大学同窓会ホールで両者の連携協力に関する協定書を締結した。元紺谷尊広校長・センター長と千葉潤学長が協定書に署名。両者は今後、効果的な音楽の遠隔授業の実施に向けた方法を協力して開発する。

　音楽の遠隔授業配信の円滑な実施に向け、相互の長所を生かして共同的に実施方法を開発することが目的。本年度から同校に設置された道高校遠隔授業配信センター（Ｔ―Ｂａｓｅ）では、国内でも初となる広域な規模での音楽の遠隔授業を配信しており、札幌大谷大では音楽の授業のオンライン化に取り組んでいる。

　協力事項は、①音楽における遠隔授業の配信②教育研究活動③施設・設備の利用④その他、教育・研究の充実、発展に寄与するため必要と認める事項―の４点。

　協定式には元紺谷校長・センター長と千葉学長ら関係者が出席し、協定書に署名。元紺谷校長・センター長は、音楽の分野で両者の連携協力が進むよう期待。千葉学長は、学習の振り返りがしやすく、教員が個々の習熟度合を細かに把握できるなどオンライン学習の長所や可能性を踏まえ、「全道の高校に音楽の楽しさが伝わる遠隔授業の実現に全力でサポートしていく」と語った。

(学校 2021-05-18付)