帯広工業高で就活前説明会　建設産業への理解深め　企業・行政担当者が来校

（学校 2021-05-21付）

環境土木科３年生４０人が参加

　【帯広発】十勝建設産業の未来を考える会主催の就活前説明会が１８日、帯広工業高校（稲津誠校長）で開かれた。環境土木科の３年生約４０人が参加。建設業者や行政機関の各担当者が、それぞれの仕事内容や魅力などを紹介。今後必要となる資格や待遇面などについても詳しく説明し、就職活動を控える生徒に建設業の仕事を詳しく紹介した。

　この日は、行政や建設業の関係者が来校し、就職活動を控える３年生を対象に建設産業について説明。生徒たちは各自の進路希望のもと、発注者、施工業者、建設コンサルタントと、用意された３つのブースで、担当者から仕事内容や１日のスケジュール、給与、必要な資格などについて説明を受けた。

　このうち、施工業者のブースでは、建設会社の担当者が技術者の心構えについて説明。「何かあったときはすぐに報告や相談をするなど周りとコミュニケーションを取り、最後まで責任感をもってやり遂げる意識が大切」などと助言。

　生徒からの質問を受け付ける時間を設け、「仕事が大変なときはどう乗り切るのか」との問いには、「趣味を充実させ、自分の生活を豊かにするためにも頑張る」と回答。

　また、建設現場で気を付けていることについては「事故が起きないよう安全管理が最優先。その上でより品質の高いものをつくり上げていく」と答えていた。

　説明会後は、同会の女性部会メンバーと女子生徒が懇談する場を設け、十勝の建設業界で活躍する女性職員が職場での様子などを伝えた。

(学校 2021-05-21付)