札幌市Ｐ協　２年度優良ＰＴＡ表彰　１５校１園の取組たたえ

（札幌市 2021-06-03付）

　札幌市ＰＴＡ協議会の令和２年度優良ＰＴＡ表彰校が決定した。１５校１園のＰＴＡが受賞。各教育活動の充実に大きく貢献したＰＴＡの取組をたたえた。受賞ＰＴＡおよび取組の概要はつぎのとおり。

▼白楊幼稚園保護者と先生の会

　『はくようＰＴＡガイドブック』を作成し、会員のＰＴＡ活動への理解を深めている。２年度はコロナ禍のため総会は書面開催となったが、感染対策を講じながら、はくよう☆くじ引き大会を企画・実施した。その他、花壇の整備や資源回収などできる範囲で実施している。

▼伏古小学校父母と先生の会

　コロナ禍で実施した運動会の実践から地域と学校・ＰＴＡの一体感が感じられる。コロナ禍でも学びを止めないため、家庭・地域が協力して学校を支援する姿が評価できる。取材報道を通して取組の姿を紹介し、より多くの共感を求める積極的姿が評価できる。

▼美香保中学校保護者と先生の会

　コロナ禍の中で実施した学校祭に当たり、ＰＴＡの協力のもと保護者の観覧を実現した。学校とＰＴＡが協力して教育活動を推進する姿が評価できる。

▼八軒小学校父母と先生の会

　地域開放図書館の取組をＰＴＡと一体となって取り組み２０年が経過している。２年はコロナ禍のため委員会の指導、読み聞かせ、イベントなど例年どおりとはいかなかったが、感染対策を講じた上で貸し出しなど工夫して実施した。

▼西野第二小学校保護者と先生の会

　「オリジナルマスクを作ってみよう」という活動を企画し実施した。コロナ禍で活動が制約される中、工夫しながら活動しようとする意欲が伝わった。また、実際に完成したマスクが子どもたちの学校生活に役立った。

▼南小学校父母と先生の会

　コロナ禍の中、様々な制約に対し担当校として、工夫して南区研修大会を成功に導いた。また、自校においても朝の見守りや資源回収など、日常の活動を素早い対応で再開している。前向きな取組が評価できる。

▼真駒内中学校ＰＴＡ

　コロナ禍の中、様々に受ける制約に対し、常に前向きに検討を重ね活動の継続を図った。担当校として受けもった親子ふれあい行事では、募集人員の６倍もの申し込みを受けるなど、優れた企画力を示した。

▼新琴似緑小学校父母と先生の会

　担い手の減少に悩む近年のＰＴＡにあって、同様の悩みを抱えているが、ＰＴＡの役割と必要性を大切に考え、組織や運営の見直しを図っている。２年度はコロナ禍の中ではあるが、交通安全の見守りやスキー学習の補助、よさこいソーラン祭りの法被づくりなどに取り組んだ。

▼太平中学校父母と先生の会

　歴史に学び協力して行動するＰＴＡを目指して、組織や活動の見直しや工夫に取り組んでいる。２年度はコロナ禍ということもあり十分に取り組めなかったところもあるが、役員会を中心に活動の灯を消さないように取り組んだ。

▼新琴似西小学校父母と先生の会

　「どの子も幸せな学校づくりを支える」をテーマにＰＴＡ活動を推進している。時代の変化に合わせて、より活動しやすく効果的な運営を工夫している。また、保護者同士のつながりを重視し、子どもたちのセーフティーネットになれるように取り組んでいる。

▼西岡南小学校父母と先生の会

　新型コロナウイルス感染症による学校休校の中、いち早くＰＴＡ主導によるマスク制作という学校再開に向けた取組を行った。その結果、休校明けの５月１日に子ども用、教師用合わせて７２０枚のマスクを寄贈した。コロナ禍という未曾有の事態に保護者や教職員の温かな気持ちが伝わり、子どもたちのみならず関係する人々の心を温かくした。また、その取組方にも工夫がある。

▼羊丘中学校父母と先生の会

　コロナ禍において、多くの単位ＰＴＡが活動を縮小あるいは中止する中、例年どおりの委員会を立ち上げＰＴＡ活動を推進した。特に広報紙『羊が丘』の完成は休校や自粛中の学校の動きが理解しにくい状況の中、家庭と学校をつなぐ重要なツールとなった。

▼厚別中学校父母と先生の会

　コロナ禍を逆手にとり、新しい広報紙づくりのスタイルを形づくった。マイナスをプラスに転じるポジティヴな姿が周囲をひきつけた。

▼もみじの丘小学校保護者と教職員の会

　コロナ禍の中、休校や様々な自粛が影響し、保護者や学校のコミュニケーションが不足する中、学校のホームページや保護者メーリングリストを媒体とした新しいコミュニケーションツールを開発した。そのツールを利用したＰＴＡコラムが好評を得ている。

▼新発寒小学校父母と先生の会

　コロナ禍を逆手にとり、記憶に残る活動を企画し実行している。感染対策を講じながら教育活動を推進する学校教育への協力がみられる。手稲区や地域の大学と連携した活動の展開に工夫がみられる。

▼手稲山口小学校父母と先生の会

　コロナ禍のピンチをチャンスととらえ、ウェブ総会の開催、ボランティアのオンライン募集、活動の動画作成と発信など情報機器を活用したＰＴＡ活動の見直しに取り組んでいる。

(札幌市 2021-06-03付)