第二児相　５年度着工　札幌市　建築設計業務など公告

（札幌市 2021-06-03付）

　札幌市は５月３１日付で、仮称・第二児童相談所新築工事にかかる建築設計および設備設計を公募型プロポーザルで公告した。本年度から基本設計と実施設計を進め、令和５年度の工事着手。７年度の施設開設を目指す。

　現在の児童相談所は、平成５年に複合施設である札幌市児童福祉総合センター内に移転し、市内１０区を担当している。

　一方、児童虐待や相談対応件数等の増加してることを踏まえ、相談体制等を支える施設面の強化が必要になったことから、２ヵ所目の児童相談所を新築することとなった。

　第二児童相談所は、白石、豊平、厚別、清田の４区を担当。児童相談所と一時保護所の２つの機能を要請する。

　相談所は管理・共用・専門の３部門、一時保護所は、管理・居住・その他の３部門で構成。旧水道局白石庁舎の跡地に建設する予定となっている。

　建物は、鉄筋コンクリート造地上４階・地下１階建てを予定し、延べ床面積は約４０００平方㍍。建築計画では、利用者、職員、一時保護児童の動線が交わらないようにすることや、相談件数の増加に対応した面接室（相談室）の確保などに努めるとしている。

(札幌市 2021-06-03付)