家庭の通信状況確認　端末持ち帰りに向け接続テスト

（学校 2021-06-04付）

画面共有や映像の状態などを確認

　５月中旬に行われたＩＣＴ端末の家庭への持ち帰りに向けた接続テストでは、全児童生徒が端末を持ち帰り、コミュニケーションツールを用いて学校と接続。通話やカメラの使用方法、家庭の通信状況などを確認し、今後の円滑なオンライン学習に向けて万全な体制を整えた。

　同校は前年度から、全児童生徒にＩＣＴ端末を配布。日ごろから大型電子黒板や端末を活用した授業を積極的に行っている。

　今回、緊急時におけるオンライン授業を円滑に進めるため、全家庭と学校との接続テストを実施。課題を検証し、今後に生かすことを目的としている。

　事前に保護者に向けて接続テスト実施を周知し、協力を要請。児童生徒は前日に端末を持ち帰っていた。

　当日は４時間授業に短縮。児童生徒は帰宅後、保護者が見守る中、各家庭で端末をネットに接続した。

　コミュニケーションツール・Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ　Ｔｅａｍｓを活用し、通話やカメラの使用方法を確認。カメラで撮った黒板の文字が鮮明に見えるか、画面共有ができているかなど、教員は児童生徒と一つ一つ確かめた。

　通話中の音声や映像などは問題なく双方向での通信ができた一方、家庭ごとの通信状況のほか、画面に映すと見えづらい色彩があるなどの課題が挙がった。

　今後も、本格的なオンライン学習に向けて、接続テストの実施を検討している。

(学校 2021-06-04付)