T―base 外部講師授業初配信 対話通し既習事項理解 豊富、南茅部高に地歴公民授業(学校 2021-06-07付)
畠山講師と佐藤教諭(右)
道高校遠隔授業配信センター(T―base、元紺谷尊広センター長)は、外部講師と連携した遠隔授業を開始した。5月28日、代々木ゼミナールの公民科講師・畠山創さんが外部講師を務め、豊富高校、南茅部高校の2校に地歴公民科の授業を配信。対話を通して教科書の既習事項について理解を深める授業を展開した。
T―baseは、地域の小規模校や離島の高校に対し、単位認定を目的として生徒の大学進学などのニーズに応じた幅広い教科・科目の授業を配信する。
今回初めて外部講師による授業を配信。公民科の専門性の高い外部講師と連携して授業を行うことで、広い視野に立って、現代の社会と人間についての理解を深めさせ、公民科の基本的な問題に対する判断力の基礎を培うとともに、自ら人間としての在り方、生き方について考える力を養うことが目的。
この日、代々木ゼミナールの公民科講師・畠山さんが外部講師を務め、有朋高の佐藤豊記教諭と、豊富高2学年の20人、南茅部高3学年の9人に授業を配信した。
豊富高への授業では、人間の活動と環境問題、人口と食料・水資源問題などSDGs(持続可能な開発目標)について考える授業を展開。これまでの授業内容を振り返りながら持続可能性が必要な理由について考えを深めた。
南茅部高では、「主権者教育に関連して、若者の低投票率を考える」をテーマに、民主政治の基本原理を考える授業を展開。身近な生徒会の活動と関連付けながら、日本の若者の投票率が低い理由などについて意見を交わした。参加した生徒の一人は「身近な内容で、興味深く授業に参加することができた」と感想を寄せた。
佐藤教諭は、教科書の内容について理解を一層深める授業だったと振り返り「対話を中心に授業を進めることができた。様々な視点にふれ、社会に対する理解や関心を深めてくれたら」と話していた。
(学校 2021-06-07付)
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