遅れなく精力的に推進を 新学習指導要領 4年度本格実施 道教委・唐川局長 代表高校長研で
(道・道教委 2021-06-15付)

 道教委は11日、第2回全道代表高校長研究協議会をオンライン開催した。席上、唐川智幸学校教育局長は、オンライン学習の積極的な推進のほか、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえながら学校祭や大会を開催する考えなどを示した。令和4年度から本格実施される新学習指導要領にふれ、「本道の高校教育が、全国からみて決して遅れをとることのないよう精力的に進めてほしい」と求めた。

=各課所管事項後日掲載=

 道高校長協会の本部役員や部会長、管内の代表高校長、道教委職員など約50人が出席。オンラインで開催した。

 冒頭、唐川学校教育局長があいさつ。本年度は緊急事態宣言下でも学校の一斉休業は実施せず、各校で臨時休業の措置を講じるなどの対応を求めているとした上で、「特に、特定措置区域の旭川東高校における実践事例は大変反響が大きく、非常に大きな関心を集めている」と、ハイブリット型の教育活動などを報告。

 オンライン学習については、毎年のように起こる自然災害や本道特有の冬の雪害など様々な緊急事態の場面で効果的な取組とし、「緊急事態時においても生徒の学びを止めない取組を準備してほしい」と求めた。

 前年度のこの時期は、学校祭や高体連の各大会、夏の甲子園大会の中止が相次いだ。本年度は様々な感染症対策を踏まえた上で、実施を実現させていくことへへの理解を求めた。

 4年度から本格実施される新学習指導要領にふれ、「各学校においては、校長のリーダーシップのもと、社会に開かれた教育課程の編成やコンピテンシーベースの教育への転換のためのカリキュラム・マネジメントの実施、主体的・対話的で深い学びに向けたICTを効果的に活用した授業改善の推進など、本道の高校教育が、全国からみて決して遅れをとることのないよう精力的に進めてほしい」と述べた。

 その上で、「道高校長協会と緊密な連携を図りながら、一つ一つの課題解決のために真正面から取り組んでいく」と述べ、参加者に理解と協力を求めた。

 このあと、各課担当者が所管事項を説明した。

(道・道教委 2021-06-15付)

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