余市紅志高 働き方改革実施計画 超過労働10%程度縮減 年休 年間8日以上取得を(道・道教委 2021-06-17付)
【小樽発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた余市紅志高校(生田仁志校長)は、実施計画をまとめた。若手教員への支援や学校行事等の見直し、複数顧問の活用を行い、それぞれにかかる超過労働時間の10%程度の縮減を目指す。また、5ヵ年目標2年目の本年度は、教員に8日以上の年休を取るよう呼びかけている。5年目までに15日以上の年休取得を目指している。
実施計画の概要はつぎのとおり。
◆目指す学校の姿
▼目標
▽教員一人ひとりがワークライフバランスを意識して働くことができ、教員が生徒と向き合うことができる環境ともに、質の高い教育活動を実施できる学校
◆推進校の必須取組
【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】
▼具体的な取組
▽学校行事の見直し
▽職員会議の議事の精選
▽会議・委員会の質の向上(協議時間の設定)
▼到達目標
▽手引に掲げる取組について、働き方改革推進コアチーム(連絡調整会議メンバー)で検討し、5点に着手する
【出退勤管理システムによる時間外在校等時間のデータをもとに、分析・可視化し、ワークライフバランスにかかる職員の意識向上を図る】
▼具体的な取組
▽出退勤管理システムのデータを職員全体にフィードバックし職員の意識向上を図る
▽長時間の超過勤務となっている職員の状況を確認するとともに、状況に応じた方策を講じる
▼到達目標
▽毎月のデータをフィードバックし、職員の意識向上につなげる。勤務時間を減少傾向とする
【手引に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組含む)】
▼具体的な取組
▽職員会議の回数の削減
▼到達目標
▽定例職員会議を効果的に活用し、臨時職員会議の回数を削減する
◆推進校の選択取組
▼具体的な取組
▽若手教員への支援
▽学校行事等の精選・見直し
▽複数顧問の効果的な活用
▼到達目標
▽初任者層の超過勤務時間を前年度から10%程度縮減する
▽学校行事等にかかる超過勤務時間を前年度から10%程度縮減する
▽部活動にかかる超過勤務時間を前年度から10%程度縮減する
(道・道教委 2021-06-17付)
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