檜山局　新たに〝学び合い〟プロジェクト　現場で必要な情報共有　体育教科指導など前期に３講座

（道・道教委 2021-06-17付）

　【函館発】檜山教育局は本年度、新たにオール檜山“学び合い”プロジェクトに取り組む。管内の町教委や教職員に実施したアンケートの調査内容などを踏まえ、体育の教科指導など３講座をオンラインで開催。教員が現場で必要としている情報を共有することで、つながりをもった学び合いの場の創出を目指す。

　プロジェクトは、管内の学校を遠隔会議システムで接続し、教育実践や業務の進め方などを共有し、取組の参考とするもの。管内の校長会議や町教委と教職員に対して実施したアンケートの内容を踏まえ、檜山局独自で取り組む。

　前期日程としてプロジェクトで実施する講座は、①教科指導・体育②ICT活用③初任段階教員―の３講座。アンケート等で事前に名前の挙がった教職員が講師を務める。

　体育の教科指導では、厚沢部町立厚沢部小学校の山本貴幸教諭が、２４日に体力調査における子どもの体力の正しい測り方や、子どもの学習意欲継続に向けた心がけなど、楽しく体力を伸ばすための指導内容を説明する。

　ICT活用では、厚沢部小の土佐林洋介教諭が、７月１日に１人１台端末の効果的な活用方法について解説する。

　初任段階教員の講座では、江差町立江差小学校の鈴木尚子教諭が、１５日に「子どもが学校に行きたい」と思える取組などについて、紹介する。

　各日程、定員設定はなく、檜山管内の学校における教職員を対象に広く参加者を募集中。

　檜山局の担当者は「現場の教員が必要としている情報を共有する場として、つながりを深め、学び合いができる場となれば、うれしい」と話している。

　なお、後期日程についても、教員のニーズに応じて実施できるよう、現在検討を進めている。

(道・道教委 2021-06-17付)