石狩管内　教育関係者等へのワクチン　江別、新篠津で６月末　他の自治体も優先接種検討

（コロナウイルス関連 2021-06-24付）

　新型コロナウイルスのワクチン接種に関して、札幌市を除く石狩管内すべての自治体が教育関係者への優先接種を検討している。本紙調査によると、江別市、新篠津村では今月末から教育関係者等への接種を予定。また、新篠津村では、小・中・高校生を対象に夏季休業期間中のワクチン接種を実施する方針で、村外医療機関等と調整している。

　管内自治体の動向をみると、江別市は今月末から、道情報大学を会場に、小・中学校教職員、幼稚園教諭・保育士、大学の教員や学生を対象に職域接種を予定している。

　千歳市は、保育士や小・中学校教職員等における優先接種を協議中。保育士を振り出しに、学校職員に対しても段階的にワクチン接種を進めることを視野に検討している。７月下旬からは６０歳未満の市民に接種券を順次配布する予定。

　恵庭市は現在、障がい児通所支援サービスや保育施設従事者等のエッセンシャルワーカーに加えて、小・中学校教職員に余剰ワクチンを振り分けている。７月下旬から、１２歳以上６５歳未満の市民を対象に接種券を配布する予定。

　石狩市は、幼稚園教諭・保育士、小・中学校教職員への優先的なワクチン接種を検討している。

　北広島市は教育関係者等に対して、７月上旬に接種券を配布。中旬ころから予約を受け付け、８月には接種を開始する見込み。

　当別町は、教育関係者等に対するワクチンの優先接種を検討している。

　新篠津村では、保育士、村立学校教職員、給食センター職員等の人数を集計中。２８日以降、徐々に優先接種を始めることを予定している。また、小・中・高校生に対しては、夏季休業中の接種を検討中。接種枠の確保と村外医療機関との連携を調整している。

(コロナウイルス関連 2021-06-24付)