紋別中 働き方改革実施計画 部活動の改善中心に 職員数踏まえた見直しなど(学校 2021-07-02付)
【網走発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた紋別市立紋別中学校(坂田直繁校長)は、実施計画をまとめた。学校規模や職員数を踏まえた部活動数の見直しなど部活動の改善に向けた取組を中心に進め、教職員の業務時間の10%以上確保などを目指す。
実施計画の概要はつぎのとおり。
◆推進地域の取組
【市町村アクション・プランに掲げる取組の推進】
▼具体的な取組
▽教職員と事務職員との役割分担の見直し
▽ワークライフバランスを意識した働き方の推進
▼到達目標
▽共同学校事務室の設置によって、学校事務の生産性や教職員の負担軽減を図る
▽定時退勤日を月2回以上実施する割合100%
【北海道アクション・プランに掲げる目標達成のための環境整備】
▼具体的な取組
▽ICTを積極的に活用した業務の推進
▽校務支援システム導入促進
▼到達目標
▽デジタル教材を活用した授業の実施
▽システムの導入および活用している学校の割合100%
【成果の把握、検証および各種研修会での普及】
▼具体的な取組
▽紋別市教育向上プロジェクト事業におけるICT教育の効果検証
▽出退勤管理管理システムによる在校等時間の推移と分析
▼到達目標
▽プロジェクト会議における効果検証を実施
▽各校在校等時間の分析を行い校長会等を主として検証・改善に努める
【教育職員の勤務実態にかかる公表等理解促進】
▼具体的な取組
▽ICT教育の普及状況を広報誌やメディア等を活用し、地域住民に対する広報活動を行う
▽出退勤管理管理システムによる在校等時間の推移と分析
▼到達目標
▽ICTを活用した授業づくり研修会の開催
▽各校在校等時間の分析を行い校長会等を主として検証・改善に務める
◆目指す学校の姿
▼目標
教員一人ひとりがワークライフバランスを意識し、誇りとやりがいをもって働くことができ、教員が自らを磨きながら、子どもたちと十分に向き合うことができる環境によって、効果的で質の高い教育活動を持続的に実施できる学校
◆推進校の必須取組
【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】
▼具体的な取組
▽スクール・サポート・スタッフの効果的な活用による印刷作業の軽減
▽職員会議のペーパーレス化など
▼到達目標
▽手引に掲げる取組について、課題解決プロジェクトチームで検討し、5点以上に着手する
【すべての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録・分析・可視化】
▼具体的な取組
▽出退勤管理システムのデータを職員へフィードバックし、原因分析
▽データをもとに職員の意識向上を図る研修を行う
▼到達目標
▽毎月のデータをフィードバックするとともに、職員の意識向上を図る研修を年2回実施する
【手引に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組含む)】
▼具体的な取組
▽課題解決プロジェクトチームの活動で、新たな取組のアイデアを公募し意識させ、内容を検討
▼到達目標
▽職員から取組のアイデアが出され、改善に向けて意識が深まる
◆推進校の選択取組
【教諭等および事務職員の標準職務の明確化】
▼具体的な取組
▽事務職員の主体的な学校運営への参画を促し、業務の平準化を図る
▼到達目標
▽関係業務所要時間の10%縮減
【留守番電話やメールによる連絡対応や押印の省略等】
▼具体的な取組
▽留守番電話やメールによる連絡対応や押印の省略等
▼到達目標
▽勤務時間外対応を縮減し雑務の緩和
【学校規模に応じた部活動数の適正化】
▼具体的な取組
▽学校規模や職員数を踏まえた部活動数に見直す
▼到達目標
▽複数で受けもつことによって業務時間の10%以上の確保
(学校 2021-07-02付)
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