当別高・ホテルライフォート札幌　ホテル前に五輪マーク　連携事業の一環で植栽　

（学校 2021-07-05付）

　当別高校（宮本匠校長）は１日、ホテルライフォート札幌で花壇造成の実習活動を行った。令和２年度から新たに始めたホテルライフォート札幌との連携事業で、今回のテーマは五輪のマーク。生徒たちは教諭の説明を受けながら、ホテル前の花壇に１６００株の苗を応援の気持ちを込めて植え、花の輪を完成させた。

　学校教育の一環として花壇造成の実習活動を行い、地域住民や施設利用者等に癒しの空間を提供する社会貢献を行うことが目的。春、夏、秋の年３回、季節に合わせた花壇を造成する。４月には、医療従事者への感謝の気持ちを示す「青」をテーマに、生徒が育てた花苗約２１００株を植栽した。

　今回は園芸デザイン科１・２年生１８人が参加した。テーマは「五輪のマーク」。ホテルはマラソンコースに面しており、花の五輪が選手を出迎えることとなる。

　約１２０平方㍍の花壇には、白のアリッサムをベースに、ペチュニアで赤、ハゲイトウで黒、宿根サルビアで青、コリウスで緑、マリーゴールドで黄の輪となるよう植栽。さらに、花壇の枠に沿ってナデシコなど計１６００株を植えた。

　生徒たちは６人ずつ３班に分かれ作業。教諭の指導を受けながら苗の間隔などに気を配り植えていった。

　また、２年生も１年生に手順を丁寧に説明していた。

　ホテルの関係者は「利用客から“きれいですね”との声をいただいている。コロナが落ち着いたら、さらに多くの人に見てほしい」と期待。

　宮本校長は「花でできた五輪のマークはなかなか見られないと思うので、たくさんの人に知ってほしい」と話していた。

(学校 2021-07-05付)