地元企業の地域貢献活動受け　感謝の心で生きる力を　紋別高等養護・奥田校長

（学校 2021-06-29付）

重機も使いグラウンドを整備

　【網走発】紋別高等養護学校（奥田雅紀校長）で１６日と１７日、紋別市内の建設企業・北方建設産業（株）がグラウンド整備を行った。同校の生徒たちが日ごろから地域のために活動している姿を見て同社が支援したもの。同校は、互いに感謝し、感謝されること生きる原動力になるとし、今後も感謝の心を大切にした教育活動に取り組んでいく考え。

　同校は、生徒が日ごろから教育活動の一環として国道の沿道や近隣公園の花壇整備や草刈り、公共施設の窓ふきなど、様々な活動に取り組んでいる。

　北方建設産業は、日ごろの生徒たちの姿を見て、地域の企業として生徒たちのために何かできないかと考え、同校に打診。グラウンド整備がなかなかできないでいると聞き、地域貢献活動の一環として取り組むこととした。ことしで３年目。

　教育活動の支障とならないよう配慮し、１６日と１７日の午後に作業。タイヤショベルやタイヤローラなどを使い、グラウンドを丁寧に均したほか、雑草や石も除去した。

　谷内信一社長をはじめ役職員１０人が作業に当たり、２日間で約６時間をかけて整備した。

　谷内社長は「地域の一員として恩返ししなければと思っている。今後も活動を継続していきたい」と話す。

　奥田校長は「生徒がだれかに喜んでもらいたいと思って活動していたことを見て、取り組んでいただいた」と感謝。「だれかに感謝すること、だれかから感謝されることは生きる原動力となる」ことを大切にした教育活動を今後も続けていく考え。

(学校 2021-06-29付)