倶知安農高生産の花きプランター　地元工事現場等に設置　小樽建設協会員が協力

（学校 2021-06-25付）

１６０個のプランターを各地に運んだ

　【小樽発】倶知安農業高校（近江勉校長）の生徒が育成した花きのプランターが、後志管内の工事現場事務所などに設置されている。新型コロナウイルス感染症の影響で販売会が中止となったことから、小樽建設協会の会員企業などが余剰花苗の活用に協力したもの。花の鮮やかな彩りを、工事現場のイメージアップに役立てている。

　同校は例年、生徒の学習成果を披露する場として販売会を開催し、生産した野菜苗や花苗などを地域住民に提供していた。新型コロナウイルス感染症の影響によって、昨年に引き続き販売会が中止となり、花苗が余剰状態になっていた。

　花苗は、町内のＪＡなど６ヵ所に植栽した。

　また、小樽建設協会の会員企業１５社が４つ１組で計４０組のプランターを購入。工事現場のイメージアップに積極的に活用している。

　生徒たちはマリーゴールドやベゴニア、ガザニアなど、現場事務所のイメージに合った花を植栽。配色にもこだわりながら一つ一つ丁寧にデザインした。

　２２日に同校で引き渡しを実施。倶知安町内の横関建設工業（株）（柏谷匡胤社長）の職員６人が、ユニック車２台で１６０個のプランターを小樽建設協会倶知安支所と岩内町の３社に運んだ。

　プランターは各社の現場事務所や社屋などに設置され、華やかな彩りで周囲を和ませている。

(学校 2021-06-25付)