道特長など３団体　文教施策要望　寄宿舎にＷｉ―Ｆｉを　期限付教員等の管理・斡旋も

（関係団体 2021-07-21付）

　道特別支援学校長会（友善学会長）、道特別支援学校副校長・教頭会（岩佐延寿会長）、道公立学校事務長会（岩間淳会長）が道教委に提出した『令和４年度北海道文教施策に関する要望書』の概要が明らかとなった。重点要望のうち、新規要望として「準ずる教育課程のある学校に対して、児童生徒の自学自習のため寄宿舎にＷｉ―Ｆｉ環境を整備すること」「道教委が期限付教職員や臨時職員等を一括して募集管理し、人材を必要とする学校に斡旋すること」などを求めている。

＝概要は後日掲載＝

　要望の柱は、①特別支援教育の充実②各学校種における方策③教職員の専門性の向上④一貫した支援⑤自立と社会参加⑥交流および共同学習⑦施設設備等⑧教職員⑨その他・学校運営―の９点。

　各柱ごとに具体的な要望を挙げており、うち７点を重点要望としている。

　重点要望のうち、新規ではICT関連設備・機器に関し「ＧＩＧＡスクール構想やＩＣＴ教育の推進にかかる施策や予算の策定に当たっては、学校現場の教育活動の状況や要望等を踏まえた上で策定されるよう要望する」「準ずる教育課程のある学校に対して、児童生徒の自学自習のため寄宿舎にＷｉ―Ｆｉ環境を整備することを要望する」などとしている。

　また、教職員の安定的な確保について、「教育に対する高い志を持ち、有能な人材を確保するため、学校における働き方改革の推進とともに、教職員の給与・手当など待遇面の改善を要望する」「地域の過疎化や人口減少によって、期限付職員等を確保することが難しい学校もあることから、道教委が期限付教職員や臨時職員等を一括して募集管理し、人材を必要とする学校に斡旋することを要望する」などとしている。

(関係団体 2021-07-21付)