道特長　第１回理事研究協議会　経験不足を組織で補う　友善会長　会の基盤強化へ

（関係団体 2021-07-21付）

　道特別支援学校長会（友善学会長）は１９日、第１回理事研究協議会を開いた。友善会長は、３年未満の校長経験者が会員の６割を占めている現状から、「各支部や障がい種別の校長会のサポートが大変重要」と強調。今後、さらに校長会全体の基盤の強化を図っていく考えなどを示した。

　理事研究協議会は、道教委主催の第１回特別支援学校代表校長会議後に行った。道立特別支援教育センターや各学校をオンラインでつないで実施。約３０人が出席した。

　冒頭、友善会長があいさつ。校長の大量退職が進む中、３年未満の校長経験者が会員の６割を占めている現状を報告。「学校経営にかかわり、各支部や障がい種別の校長会のサポートが大変重要となっている」と述べ、さらに校長会全体の基盤の強化を図っていく考えを示した。

　また、参議院本会議で５月に改正障害者差別解消法、６月に医療的ケア児支援法が可決・成立されたことを受け、「これまでの対応について点検を行い、医療的ケア児への支援の充実につなげる」「センター機能の発揮という使命において、この合理的配慮の啓発に今一度努める」などと呼びかけた。

　また、５月末、文部科学省が特別支援学校設置基準案を示したことにもふれ、「慢性的な教室不足に苦しむ各学校の課題解決が加速するのでは」と期待を寄せた。

　協議に移り、３年度障がい種別校長会研究計画、支部活動計画、夏季・冬季研究協議、課題調査について審議した。

　また、「現状の課題等に関する協議」と題し、新型コロナウイルス感染症への対応や、ＧＩＧＡスクール構想への対応などについて話し合った。

　最後に、道立特別支援教育センターの日向正明所長が助言を行った。

(関係団体 2021-07-21付)