8月16日から全国NIE札幌大会 分科会視聴 8月末まで受付 8授業、15実践発表など
(関係団体 2021-07-16付)

 日本新聞協会は、8月16日午後2時からNIE全国大会2021札幌大会をオンライン開催する。基調講演やパネルディスカッションの動画をライブ配信するほか、分科会では8つの公開授業、15の実践発表、2つの特別分科会の動画を一定期間オンデマンド配信する。視聴申し込みを8月31日まで受け付けている。

 全国大会は平成8年から実施。札幌での開催は14年以来19年ぶりとなり、新型コロナウイルス感染症の影響で、現地開催からインターネットによるオンライン開催に変更した。

 全体会では、道NIE推進協議会の菊池安吉会長が基調提案を行うほか、ノンフィクション作家の梯久美子さんが「歴史と出会う―新聞という回路」と題して講演を行う。

 パネルディスカッションでは、大会スローガン「新しい学びを創るNIE~家庭、教室、地域をむすぶ」をテーマに、家庭、地域、学校の立場からパネリストが新しい学びについて議論する。医療キャスターでフリーアナウンサーの松本裕子さんが司会を務め、元北海道日本ハムファイターズ選手で田中学園立命館慶祥小学校理事長の田中賢介さん、札幌藻岩高校教諭の古畑理絵さんらがパネリストとして参加する。

 全体会のライブ中継は無料で視聴可能。分科会におけるNIEの公開授業・実践発表・特別分科会はオンデマンド配信し、視聴の申し込みが必要となる。動画の配信期間は8月16日から11月30日まで。参加料(税込、資料代・送料含む)は、学校関係者・一般1000円、新聞関係者2000円。

 分科会における公開授業や実践発表のテーマ、授業者・発表者はつぎのとおり。

【公開授業】

▽小学校国語科「資料をもちいた文章の効果を考えそれを生かして書こう」「固有種が教えてくれること」「グラフや表をもちいて書こう」=札幌市立桑園小・夏井彩教諭

▽小学校道徳科「目標に向かって(希望と勇気・努力と強い意志)」=札幌市立栄南小・上野裕子教諭

▽小学校社会科「武士の世の中へ」=札幌市立中央小・中里彰吾教諭

▽中学校国語科「説得力のある文章の工夫」=札幌市立真栄中・遠藤翔太教諭

▽中学校社会科地理的分野「北海道地方~豊かな自然を生かした観光」=札幌市立真駒内中・山田耕平教諭(日本新聞協会NIEアドバイザー)

▽高校情報科「コミュニケーション~インターネットを利用したサービス」=恵庭北高・桶雄一教諭

▽高校総合科・総合的な探究の時間「探究活動発表」=札幌南高・志田淳哉教諭(日本新聞協会NIEアドバイザー)、長尾良平教諭、田畑広樹教諭

▽中学校道徳科「尊い命をつなげる(生命の尊さ)」=札幌市立あやめ野中・近野秀樹教諭

【実践発表】

▽北海道の食にかかわる学習とNIE(小学校社会科「私たちの生活と食料生産~これからの食料生産とわたしたち」)=札幌市立山の手南小・沢田敦教諭

▽北海道の食にかかわる学習とNIE(中学校社会科「現代社会の特色と私たち」)=音更町立緑南中・掛水成幸教諭

▽小規模校のNIE「“何ができるようになるか”資質・能力の育成を目指して~布部小学校における新聞製作の取組を通して」=富良野市立扇山小・伊藤静香教諭

▽言語活動とNIE(中学校国語科「三年間の歩みを振り返ろう」)=札幌市立北都中・田中大地教諭

▽道徳学習とNIE(小学校道徳科「道徳教育における新聞活用の可能性を探る~素材から教材化への提案」)=苫小牧市立日新小・矢島勲教諭(日本新聞協会NIEアドバイザー)

▽金融学習とNIE(高校探究基礎「金融リテラシー」)=札幌新陽高・高石大道教諭

▽特別支援学校・学級におけるNIE(高校公民科「肢体不自由特別支援学校における主権者教育」)=岩見沢高等養護・曳田和樹教諭

▽特別支援学校・学級におけるNIE(中学校社会科「SDGsと私たちのくらし」)=札幌市立藤野中・三上毅朗教諭

▽地域学習とNIE(中学校社会科地理的分野「日本の地域的特色と地域区分」、歴史的分野「日本列島における国家形成」)=函館市立亀田中・川端裕介主幹教諭(日本新聞協会NIEアドバイザー)

▽地域学習とNIE(中学校社会科地理的分野「北海道地方~自然環境を中心に考えよう」)=釧路市立青陵中・柳沢脩介教諭

▽アイヌ文化学習とNIE(中学校社会科地理的分野「北海道地方~自然環境を中心に考えよう」、公民的分野「私たちにできること」)=新ひだか町立三石中・川上知子教諭

▽アイヌ文化学習とNIE(高校現代社会「アイヌ民族の格差問題」)=北見北斗高・山崎辰也主幹教諭

▽英語学習とNIE「教育環境づくりに寄与する学校図書館~英語教育環境づくりの取組」=小樽市立桜町中・渡辺雅代学校司書

▽英語学習とNIE「テーマに関する新聞記事を読み、互いの意見を発表し合おう」=小樽市立菁園中・山崎史朗教諭

▽学校図書館とNIE(小中高各教科「学校諸課題とつながり、学びを広げるNIE~学校図書館が主体的に行う実践」)=札幌市立北郷小・山田佳子司書教諭、札幌市立手稲中・稲積中・浅村麻姫子学校司書、七飯高・加藤孝志司書教諭

【特別分科会】

▽炭鉄港(中学校社会科「日本の産業基盤を築いた日本遺産“炭鉄港”」)=美唄市立美唄中・鹿糠昌弘教諭

▽GIGAスクール時代におけるNIEとICT「“過去、現在、未来”をむすぶ、新聞教材の可能性~1人1台端末を活用した新しい学び」=放送大・中川一史教授、横浜市立荏子田小・浦部文也教諭

(関係団体 2021-07-16付)

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