十勝管内Ｐ連と道Ｐ連が研究大会　学校・家庭・地域連携し　子の望ましい習慣定着へ

（関係団体 2021-07-27付）

主会場の様子をオンラインで配信した

　【帯広発】十勝管内ＰＴＡ連合会（辻元二三人会長）と道ＰＴＡ連合会（菊川哲平会長）は１８日、清水町文化センターで第６７回十勝管内ＰＴＡ研究大会清水大会兼令和３年度子どもの望ましい生活習慣・学習習慣定着研修会を開いた。約６０人が出席。実践紹介や講演などを通して、望ましい生活習慣等の定着について理解を深めた。

　前年度に中札内村で予定していた研究大会は、新型コロナウイルス感染防止の観点から中止した。本年度は感染防止対策を徹底した上で開催。また、十勝教育局の協力でＺｏｏｍでオンライン配信した。

　辻元会長は初のオンライン配信となったことにふれ、「今後も学校・家庭・地域の連携に協力しながら、子どもの健やかな成長を見守っていきたい」と述べた。

　来賓祝辞では、清水町の阿部一男町長と十勝教育局の村上由佳局長があいさつ。村上局長は「子どもたちの学びを保障するためにも、各家庭での新型コロナウイルス感染症対策を引き続き継続してほしい」と呼びかけた。

　つぎに、十勝教育局の田尾和祐社会教育指導班主査が「家庭での学習習慣の定着に向けたポイント　家族のふれあいから」と題して情報提供した。家庭学習の定着に向けたポイントとして、①褒める②見守る③ルールを決める―の３点を提示。小中高生に必要な家庭学習の時間の目安を説明した。

　また、浦幌町内の建設業㈱フクタの福田憲司代表は、同社が道教委と協定を締結した家庭教育サポート企業の取組を紹介した。

　小学生の子どもがいる従業員には、長期休業期間に昼休みを３０分延長していることを報告。学校・地域への教育支援活動として、土木建設機械の見学会や積極的に職場体験学習を受け入れていることを説明した。このほか、子どもの通学見守り活動やグラウンド整備の社会貢献活動を紹介した。

　引き続き、演劇ユニット・ＴＥＡＭ　ＮＡＣＳのリーダーを務める森崎博之さんが「十勝の食の素晴らしさ～食育を通した親子のふれあい」を主題に講演。十勝管内の農業についてふれながら、親子のふれあいを通じた食育の意義を解説した。

(関係団体 2021-07-27付)