建設業にはやりがいがある　動画『この仕事、好きかも』　帯広二建会が制作

（関係団体 2021-08-02付）

建設業の仕事をスタイリッシュな映像で編集している

◆高校の出前講座や小中学校の教材に

　【帯広発】建設業で働くやりがいを、あなたに伝えたい―。十勝管内建設業の若手経営者らで構成する帯広二建会（萩原一宏代表幹事）は、若い世代に建設業をアピールするプロモーション動画『この仕事、好きかも』を制作した。動画は、１分間版と８分間版の２本立て。８分間版では、高校生への出前講座や小・中学生向けの教材にとの考えから、若手職員４人のインタビューを収録。完成時の達成感や将来への展望などの思いを伝えている。

　帯広二建会はこれまで、管内全高校を対象に建設業イメージアップ事業を展開。出前授業とともに、生徒や保護者・教員を対象にアンケート調査や出前授業を行ってきた。調査を踏まえ、高校生が就職先選択の条件に、休日や給料とともに「やりがいに重きを置いている」ことが明確に。今回の動画制作に踏み切った。

　動画は１分間版と８分間版の２本立て。１分間版は、ＩＣＴ建機を用いた土木現場や建築現場での工程管理の様子、女性社員の事務作業などを軽快な音楽にのせて紹介している。

　一方、８分間版は、高校生を対象とした出前講座や小・中学生向けの教材として活用してもらおうと、建設業で働く若手職員へのインタビューを収録。斉藤井出建設（株）の栗田雄斗さん、萩原建設工業（株）の林真弓さん、川田工業（株）の草森大地さん、西江建設（株）の岩本李里さんの４人が、完成時の達成感や将来の資格取得に向けた目標、週休２日制による仕事とプライベートの充実、女性が働きやすい環境づくりなど、それぞれが今感じている思いを笑顔で語りかけている。

　動画は、ショートムービーを帯広二建会のインスタグラムアカウントに掲載。インタビュー動画は、帯広二建会ホームページ上で公開している。今後、二建会はインタビュー動画を高校での出前講座や小・中学生への教材としても活用していく。

　動画制作責任者の岡崎慶太幹事は「建設業で実際に働く若い人のインタビューを通じ、これから就職を希望する人に分かりやすく仕事内容や魅力を伝えたい思いで動画をつくった。作品からやりがいやプライベートも含め仕事の楽しさを感じてもらえれば」と期待する。

帯広二建会では「十勝管内での就職や建設業に関心のある生徒へ、教職員の方々から動画視聴を呼びかけてほしい」としている。

(関係団体 2021-08-02付)