１０年・２０年後見据え運動　木下中央執行委員長あいさつ

（関係団体 2021-08-03付）

北教組中央執行委員長・木下真一

　北教組の第１３２回定期大会における、木下真一中央執行委員長の開会あいさつ概要はつぎのとおり。

　北教組は、「超勤多忙化解消をはじめとする勤務条件改善」「自主編成運動による民主教育の確立」を運動の柱として、すべての取組を組織強化・拡大に結合させることを大前提に、具体的な運動の展開において焦点化・効率化が必要であるとの意志統一のもと検討を進め、本定期大会を迎えることとなった。

　北教組運動の歴史と経過を振り返り、根幹となる方針・理念については残しつつ、焦点化によって活動しやすい組織を再構築し、効率化を図ることによって組合員負担の軽減を進め、少数分会で奮闘する組合員にも取り組むことができ、若年層組合員が将来的な展望をもてる組合組織づくりを目指して一致団結していくことが、１０年後・２０年後を見据えた新たな北教組の運動の在り方であることを全組合員で共有したいと考えている。

　「教え子を再び戦場に送らない！」の不滅のスローガンのもと、北海道の教育を担っている組合員とともに、「日の丸・君が代」「学習指導要領」「研修」「主任制度」「職員会議」のいわゆる５項目に対する考え方は堅持するものの、形式にとらわれていた取組をスリム化して「誰もがやりがいを実感することができること」「多忙化を極める現場実態に配慮すること」を重点に、本部・支部は現場組合員の実態把握と運動の検証を怠らず、方針転換と安易に誤解されないよう教育労働者としての自信と誇りをもち、これまでどおり「自律的・民主的な職場づくり」「抵抗と創造の自主編成運動」などの取組を基本に、試行錯誤しながら組織強化をしていかなければならないと考えている。

　今次、第１３２回定期大会は、新たな北教組のスタートとして全道の組合員の期待に応えるための重要な位置付けとなる。代議員・役員、本部執行部が議論を深め、意志統一することができ、本定期大会が成功することをお願いする。

(関係団体 2021-08-03付)