石狩教育研修センター　３～４年度　研究委員会を立ち上げ　ＩＣＴ活用し授業力向上

（関係団体 2021-08-03付）

　石狩教育研修センター（浅田眞所長）は、ＩＣＴ活用実践授業にかかわる研究委員会を立ち上げた。研究主題「ＩＣＴを活用した授業力の向上～指導の効果を高めるＩＣＴ活用の実践研究」のもと、本年度は管内各校におけるＩＣＴ機器環境の実態把握や授業公開を行う予定。年度末には授業実践例を取り上げたリーフレットを発行する。

　本年度から２ヵ年計画での調査研究事業。１人１台端末およびネットワーク環境の整備が進む中、授業における効果的なＩＣＴ機器の活用に焦点を当て、調査研究を進めるもの。「個別最適な学びとなるよう授業を工夫改善することで、児童生徒の意欲・達成感とともに様々な資質・能力を高めることができる」との仮説を立て、児童生徒・教職員・学校の実態を踏まえた上で、教職員の実践力向上に向けて研究を展開し、成果を広く発信していく。

　研究内容は、①各市町村および各学校での端末活用状況の調査②授業における端末活用の具体的な方法の検討③授業実践例や成果の還元―の３点。　　

　１単位時間で端末を活用する場面や使用するソフト・アプリ、ノートと端末の併用、個別最適な学び・協働的な学びへの活用などについて具体的な方法を検討する。

　江別市立中央小学校の伊藤順之教頭を委員長に、管内小・中学校教諭、センター指導員を委員とした１１人で構成する研究委員会を設置。

　本年度は、研究資料等の収集および管内各校のＩＣＴ機器環境に関する実態把握に加え、１０月下旬から１２月上旬にかけて授業を公開。年度末には、授業実践例を取り上げたリーフレットを発行する。

　来年度は、研究委員による授業実践・検証を行い、管内各校の実践事例と研究の成果・課題をまとめた研究紀要を発行する。

(関係団体 2021-08-03付)