道特別支援副校長・教頭会が夏季研　チームワーク発揮を　岩佐会長　コロナ対応へ決意

（関係団体 2021-08-11付）

全道の会員にオンラインで呼びかける岩佐会長

　道特別支援学校副校長・教頭会（岩佐延寿会長）は６日、道立特別支援教育センターをメーン会場に、夏季研究協議会をオンライン開催した。岩佐会長はあいさつで、本道の特別支援教育の充実・発展や、新型コロナウイルス感染症対応に向けて、会員相互のチームワークを発揮して課題解決に当たっていく考えを示した。

　協議会の主題は、「特別支援学校における充実した学校運営のための副校長および教頭の役割について～副校長および教頭の資質の向上と次年度につながる学校運営の充実を目指して」。会員８５人がオンラインで参加した。

　岩佐会長はあいさつで、「すべての副校長・教頭がしっかりと責務を果たし、本道の特別支援教育の充実と発展に努めるためには、個々を支えるチームワークが不可欠」と強調。「“会員相互のつながりを深め、学校課題をチーム力の発揮で解決する副校長・教頭会”へと向かうことができるよう、今後も会員相互の連携を強く図っていきたい」と呼びかけた。

　新型コロナウイルス感染症の長期化によって、各校においては授業時数の確保や学習機会の保障、学校行事の調整、幼児児童生徒の心身の健康把握など、対応に苦慮している現状を推し量った。今後も、感染症対策に取り組みながら、「新しい学校教育を模索する必要がある」と指摘。チームワークやチーム力を発揮するため、「一人ひとりが目標を見失わず、互いの価値観などについて対話すること、役割を意識することが大切」と述べた。

　続いて、道立特別支援教育センターの日向正明所長が来賓あいさつ。２日から再びまん延防止等重点措置が適用されていることに関し、「２学期以降もあらためて感染対策の取組を強化する必要がある」と指摘。「これまでの対策に加えて、新たな知見をもって、俊敏に、柔軟に、主体的に対応する組織に向けて、リーダーシップを発揮してほしい」と要請した。

　このあと、道教委の伊藤友紀教育指導監が「副校長・教頭に期待すること」、日向所長が「ＧＩＧＡスクール実現に向けた取組について」と題して講話したほか、道特別支援学校長会の上林宏文副会長が「“アクション・プラン”や“Ｒｏａｄ”の活用について」と題して講演した。

　また、「コロナ禍におけるこれまでの対応や学校運営への影響および変化」についてグループ協議。２学期以降の学校運営の充実・発展に向けて研鑚を積んだ。

(関係団体 2021-08-11付)