道小・中・特女性管理職会が役員会等 “つなぐ”ことを意識し 来年度上川大会向け川島会長(関係団体 2021-08-16付)
旭川を会場に役員や各地区理事ら34人が出席した
【旭川発】道公立小・中・特別支援学校女性管理職会(川島康恵会長)は7月下旬、アートホテル旭川で令和3年度第1回役員会・研修会を開いた。本年度初の対面による会同で、役員や各地区理事ら34人が出席。来年度に開催予定の創立50周年記念式典・研究大会上川大会についての共通理解や地区交流などを通し、会員同士のつながりを深めた。
当初は8月の研究大会胆振大会と合わせて開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、大会が書面開催に。旭川市を会場に、本年度の役員らが一堂に会する初の機会とした。
開会に当たり、川島会長があいさつ。書面開催となった研究大会について「主管の胆振地区には数年前から関係機関と様々な調整をしながら、計画的に準備を進めていただいた」と関係者の労をねぎらった。
刻々と変化する状況の中、「知恵を出し合い、様々な工夫をして開催できるよう、主管地区と連携を図りながら進めていく」と創立50周年に当たる上川大会が会同して開催できることを期待。「これまで以上に意識して今後に“つなぐ”ことが私の役目。みなさんも各地区で意識してつないでほしい」と呼びかけた。
本年度、会員数が339人に上った同会。「各地区での研修の充実や、各学校で“凛としてしなやかに”学校経営・運営に当たる私たちの姿が、管理職を目指す女性の発掘・女性活躍につながっていく」とそれぞれの活躍を期待した。
続いて、前会長の石澤優子顧問があいさつ。2年にわたって研究大会が書面開催となったことにふれ「学校運営において、管理職は多少なりとも誰もが苦い経験をしているはず。しかし無駄な経験は何一つなく、私たちは必ず経験値を上げてつぎの判断に役立ててきた。会同しての研究大会は行えなかったが、また一歩、運営の経験値を重ねることができたのでは」と前向きな考えを述べた。
また、あらためて“つながる”ことの重要性にふれ、「子どもたちの成長を支えるためには、管理職として職員をしっかり育てることも必要なこと。役員会をつながりを深める機会としてほしい」と期待した。
議事に移り、本年度の会務のほか、研修部、広報部、庶務部の各部がそれぞれ活動内容を中間報告。
連絡事項では、胆振地区が書面開催となった研究大会の研究紀要作成に向け準備を進めていることを報告。9月上旬ごろ会員の手元に届く見通しを示した。
上川地区からは、来年8月5日に予定している創立50周年記念式典・第48回研究大会上川大会について、アートホテル旭川を会場に決定したことを報告。「先行きが見えない中、多くの参加を期待して準備を進めていきたい」とした。
これに関連して、川島会長が、式典の記念講演を大村はま記念国語教育の会事務局長を務める作家・刈谷夏子さんに依頼したことを報告した。
また、第74回全国公立小・中学校女性校長会全国研究協議大会が6年7月31日から2日間、京王プラザホテル札幌で開催されることを確認し、各地区の協力を要請。上川大会で第1回目の全国大会実行委員会を行う予定を示した。
研修会に移り、15地区の理事が各地区の活動状況について発表。会員の増減や、本年度研修会等の実施状況などが話題に上がった。
なかなか一同に介する機会がなく、電話やメールなどで交流している状況などが報告される中、日高地区は「コロナ禍でいかに“つなぐ”かが最大のキーワード」と話し、なるべく生の声でやり取りできるようZoomを活用していることを紹介した。
石狩地区は、本年度多くの会員が退職することから、「人材育成・発掘とともに会員同士のつながりを大事にしたい」と強調。後志地区は「課題は女性管理職の確保。30代半ばの職員から声をかけていきたい」と積極的な姿勢をみせた。
上川地区は、来年度の全道大会に向けた準備状況や今後の予定を伝え「女性管理職の未来につながる飛躍の大会にしたい」と決意を述べた。
(関係団体 2021-08-16付)
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