道中理が夏季研修会　端末用いた授業実践発表　広島大会の発表概要説明も

（関係団体 2021-08-06付）

ホテルライフォート札幌を主会場に開催

　道中学校理科教育研究会（＝道中理、荒島晋会長）は７月２８日、令和３年度夏季研修会をオンライン開催した。函館市立戸倉中学校の髙橋晋司教諭らが第６８回全国中学校理科教育研究会広島大会の発表概要を説明。札幌市立中央中学校の黒川陽介教諭は、タブレット学習ソフトを使った授業実践を紹介した。

　新型コロナウイルス感染症拡大防止のためホテルライフォート札幌を主会場とし、ウェブ会議システムで各地区と接続して開催した。

　荒島会長のあいさつに続き、青木悟大会実行委員長が第５９回道中理釧路大会（１１月５日、釧路市立桜が丘中学校）の準備状況を説明。当日の公開授業の様子を動画配信するほか、過去の授業のアーカイブ動画を期間・視聴者限定で公開する方針を示した。

　続いて、小路美和研究部長が本年度の研究方法を示し、研究のアプローチとして「理科の見方・考え方を意識した教育課程や学習内容の工夫」「主体的に探究を推し進める学習活動や学習形態の工夫」など４点を示した。

　つぎに、髙橋教諭、旭川市立中央中学校の三上貴也教諭、札幌市立平岡緑中学校の桑原俊行教諭が第６８回全国中学校理科教育研究会広島大会の研究発表について説明。髙橋教諭は「“学びの過程”を通して、資質・能力を系統的に育む理科学習」と題し、日常生活と関連付けて化学変化と物質の質量を学ぶ授業を伝えた。

　最後に、道教育大学附属函館中学校の坂見明教諭、黒川教諭がＩＣＴ活用の実践を発表。

　黒川教諭は、タブレットを使って動物の分類を学び、動物園のデザインを協働で考える授業を紹介し、端末利用の有効性と課題を提示した。

(関係団体 2021-08-06付)