今日的教育課題解決へ　上川管内校長会が法制研

（関係団体 2021-08-20付）

初めてオンラインで開催した

　【旭川発】上川管内校長会（紺野元樹会長）は８月上旬、オンラインによる法制研究会を開いた。会員８５人が参加。上川教育局の泉川佳孝企画総務課長、泉大吾教育支援課長を講師に招き、法制および教育経営上の今日的な課題について理解を深めた。

　上川管内校長会は例年、同日に法制研究会、教育経営研究会を２本立てで開催しているが、前年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止に。２年ぶりの実施となる本年度は、感染症対策の観点から法制研をオンライン開催、経営研を書面開催とした。

　開会に当たり、紺野会長があいさつ。新学習指導要領の実施やＧＩＧＡスクール構想の推進、学校における働き方改革、厳正な服務規律の保持など様々な課題が山積する中、初のリモート開催となった法制研を通して今日的な教育課題の解決につなげ、学校教育の質の向上に資するよう呼びかけた。

　続いて、上川教育局の河野秀平局長があいさつ。「教育法令を正しく理解し、適切に運用する力は、学校経営を進める上で管理職として欠くことのできない資質の一つ」とし、研究会が教育法制の動向を見据えた学校経営につながることを期待した。

　研究会に移り、泉川企画総務課長と泉教育支援課長が事前に寄せられた法制に関する質問事項をもとに説明。参加者は管理面から、１年単位の変形労働時間制や国家公務員法改正に伴う定年延長・再任用の配置、管内小学校における教科担任制の実施・専科教員の配置の現況や今後の見通しなどについて理解を深めた。

　指導面からは、ＧＩＧＡスクール構想の推進状況や今後のオンライン授業の在り方、新学習指導要領に基づく評価などについて説明を受けた。

(関係団体 2021-08-20付)