石狩小・中女性管理職会が夏季研　総合的人間力を高め　恵庭市教委指導主事講話

（関係団体 2021-08-23付）

会員２６人が参加

　石狩管内公立小・中学校女性管理職会（橋本由美会長）は８月上旬、北広島市芸術文化ホールで夏季研修会を開いた。会員２６人が参加。恵庭市教委の木村博子指導主事による講話を通して、社会の変化に対応する教育の在り方について学びを深めた。

　はじめに、橋本会長があいさつ。「女性活躍の場が求められている昨今、この会で学び、つながりをもち、会員の力を束ねることが私たちの職能向上につながる」と話し、主体的な参加を求めた。

　続いて、管内での校長職や石狩教育局の義務教育指導監を経て、恵庭市教委で学力向上アドバイザーを務める木村指導主事が「これからの管理職に求められる力とは何か」と題して講話。女性管理職の経験を踏まえ、教員に必要な資質・能力などを説いた。

　教員には、ネットワーク力、フットワーク力、チームワーク力が求められると指摘。３点に共通して、周囲に本音や弱音を語ることができるようなコミュニケーション力が必要となることを伝えた。

　子どもたちが今後生きていく上で、変化に対応する力や判断力を身に付けさせることの重要性を強調。対応力は、時代の変遷とともに学び続ける向上心につながると説いた。また、子どもの成長に影響を与える教員の総合的な人間力を高めるよう呼びかけた。

　質疑応答では、参加者が教員による主体的な保護者対応への参画などについて意見を求めた。

　木村指導主事は「管理職が“最初の火消し”として対応することが重要。対応方法を間近で見せることが人材育成につながる」と答えた。

　このあと、全道大会分科会テーマをもとに研究協議を行った。

(関係団体 2021-08-23付)