留萌局　道外出身新採用教職員交流会　仲間は大切　適度に休息も　先輩から仕事等の留意点学ぶ

（学校 2021-08-30付）

大内指導主事らが仕事や生活面での助言を行った

　【留萌発】留萌教育局は１８日、オンラインで管内小・中学校における道外出身の新採用教職員による交流会を開いた。初めて開催したもの。６人が参加して交流を深めたほか、道外出身の先輩教員から仕事や生活をしていく上でアドバイスを受けた。

　新採用の教職員で、道外出身の教職員は仕事に慣れることのみならず、北海道における生活環境に適応するまで多くの時間を要する傾向がある。また、心の支えになる人が身近にいないことで、困り事や悩み事を相談できないケースが多く、精神的に不安定に陥りやすい傾向にある。このため、教職員の環境を少しでも解消しようと開催した。

　交流会では、佐藤稔企画総務課長があいさつ。会の趣旨にふれ、これからの教員生活をより充実したものとするため、交流を深めることなどを求めた。

　続いて、新採用教員６人が自己紹介をしたほか、学校での生活や悩みなどを交流。料理やドライブ、掃除など休日の過ごし方やストレス発散方法なども交流した。

　また、道外出身で２年目の教職員３人が１年目の生活を振り返ったほか、新採用教員の質問から「一人で抱え込んでも分からないから、すぐに先輩に聞いている」「ほかの先生から対応方法を聞くなど、しっかりとした判断基準をもつようにしている」などと、効率的な仕事の仕方や初めての仕事への対応方法のほか、保護者対応や授業の組立方法などを助言。冬の過ごし方については、除雪道具を用意するほか、早めの対応・対策を心がけることを求めた。

　このあと、道外出身で義務教育指導班の大内崇指導主事が教員１年目を振り返ったほか、新採用教員にアドバイス。一緒に仕事をする仲間の大切さを強調したほか、仕事の中での楽しみをみつけるよう求めた。

　また、参加者の質問から、目標に向けてまずは与えられたことや求められていることに一生懸命取り組むことや、適度に休息を取ることなどを伝えた。

(学校 2021-08-30付)