天塩小で建設関連団体出前授業　建設業の役割とは　５年生２１人理解深め

（学校 2021-09-07付）

工事の概要や工法などについて説明を受けた

　【留萌発】天塩町立天塩小学校（山田閑子校長）で８月３０日、留萌建設協会に所属する若手経営者で組織する萌志会（堀口哲志会長）によるオンライン出前授業が行われた。５年生２１人が参加。工事の内容や工法などの説明に耳を傾け、建設業の役割について理解を深めた。

　萌志会は毎年、建設業を身近に感じてもらおうと、子どもたちに地域経済を支える建設業の役割や目的など紹介する出前授業を実施。新型コロナウイルス感染防止のため、今回はオンラインで行った。

　天塩小は、社会科の時間として実施。説明を通して防災・減災など災害関連のほか、自分たちが暮らす町に関心をもつことなどをねらった。

　児童は、オンラインで現場を見学。工事担当者が土を運搬して堤防が決壊しないよう盛土するなど、工事の概要や工法を説明。建設機械も紹介した。

　続いて、堀口会長が建設業について説明した。従来の測量方法を説明したほか、ドローンを活用したレーザー測量や遠隔での現場管理などを紹介。技術の発展から、児童が大人になるときには建設機械が自動化となる可能性があるなど、日々、作業環境が変化していることを伝えた。

　このあと、ドローン操作体験や工事現場のＶＲ体験を実施。また、萌志会はプログラミング教育に活用できる教育用ドローン３台を寄贈した。

　参加した児童は、「建設業に興味をもった」「ＶＲが楽しかった」などと話していた。

(学校 2021-09-07付)