道教委　指導・評価と端末活用　授業改善へ実践映像　来年２月　道内小・中限定公開

（道・道教委 2021-09-07付）

　道教委は、「指導と評価の一体化」「１人１台端末の活用」に関する映像版実践資料を作成する。授業改善推進チーム活用事業の一環。国語・算数における児童の指導と評価の手だての具体や、端末やクラウドサービスを活用した授業の実際を紹介する。道内小・中学校に限定配信する予定で、来年２月の完成を目指している。

　資料は、授業改善推進チーム活用事業における配置校・連携校の優れた実践を基に、全道の各学校が児童生徒の学力向上に向けた取組を一層充実させることを目的に作成するもの。

　資料の内容は、本年度重点の「指導と評価の一体化による授業改善の実践」「１人１台端末を活用した授業改善の実践」。

　指導と評価の一体化による授業改善の実践は、根室市チーム（３年目チーム）、苫小牧市・白老町チーム（３年目チーム）、旭川市チームが担当。小学校の国語・算数の授業において、Ａ～Ｃ評価の具体とＣ評価に対する児童への手立ての具体を伝えるほか、主体性を高め、学びを深める中学校の数学授業実践例を紹介する。

　端末を活用した授業改善は、旭川市端末活用チームの小学校・中学校チームが担当。

　小学校では端末やアプリケーションを活用した各教科の授業実践、中学校ではクラウドサービスを活用した生徒の協働学習を取り上げる予定。

　３日に映像版実践資料構想案交流会をオンライン開催。各チームが構想案を説明して交流し、道教委が指導助言した。

　来年１月にオンライン開催を予定している全道研修会で映像版実践資料を紹介。２月からの動画共有サイトYouTubeでの公開を目指している。動画は道内小・中学校に限定配信し、URL・QRコードを周知する予定。

(道・道教委 2021-09-07付)