４年度文科省予算概算要求　新任校長向け研修計画　６千人対象に動画配信

（道・道教委 2021-09-02付）

　文部科学省は、令和４年度から３ヵ年計画で、新任校長向けハイブリッド型研修の実施を計画している。４年度予算概算要求に２０００万円を計上。全国の新任校長約６０００人を対象に講習動画を配信するほか、希望する教育委員会で集中的な研修を開催する。

　４年度予算概算要求では、「教師の質の向上と新たな学びの実現や外部人材活用に向けた仕組と研修体制の構築および環境整備」の経費として、前年度比３億円増の１５億円を計上。教師不足解消に向けた外部人材の活用を促す研修の提供、学校現場に入る社会人向けのワンポイント・レッスン動画の制作・配信などを計画している。

　新規事業となる新任校長向けハイブリッド型研修に２０００万円を要望。事業期間は３年間で、全国の新任校長約６０００人に講習動画を配信する。

　また、先導的研修の実践モデル・テーマに基づいて、集中的に研修を実施する教育委員会を選定する。

　来年１～３月、全国都道府県教育委員会連合会などと調整。４月からの動画配信に向けた準備を進める課題への実践報告・協議を年３回実施する見通しで、５年３月に開催するオンラインフォーラムで先導的研修プログラムを実施した取組などの成果を共有する。

(道・道教委 2021-09-02付)