道教委等 初の高校教頭職アンケート 一般職 7割業務軽減を 現職は多様な雑務等に苦労(道・道教委 2021-09-03付)
道教委等 初の高校教頭職アンケート
一般職 7割業務軽減を
現職は多様な雑務等に苦労
教頭職を務めるための環境整備として、一般職員の7割が「業務量の軽減削減」を挙げていることが、道教委・道高校長協会(廣田定憲会長)による教頭職に関するアンケート調査で分かった。教頭職として特に苦労した(している)内容は、校長・副校長は「クレーム対応」「保護者対応」、現職の教頭は「多様な雑務」「煩雑な業務」の割合が高い。
=25日付1面既報=
調査は、計画的な人材育成のための施策の参考とするため、道教委と道高校長協会が初めて実施。校長・副校長233人、教頭213人、一般職員1644人から回答を得た。調査時期は5月18日~6月4日。
校長・副校長と現職の教頭がそれぞれ特に苦労した(している)内容を比較すると、校長・副校長は「クレーム対応」「保護者対応」「教員との関係」「校長との関係」、現職の教頭は「多様な雑務」「煩雑な業務」が高かった。
教頭を希望すると回答した一般職員の割合は6・6%で、理由(以下、すべて複数回答)は「学校経営の中核として力を発揮したい」(47・7%)「将来校長になって学校経営を行いたい」(42・2%)「本道教育の充実発展に尽力したい」(33・0%)の順に多かった。
希望しない理由は「生徒とのかかわりが少ない」「仕事が多様で大変」が半数を占めた。
教頭を務めるために望む環境整備は「業務量の軽減」が最多。42・9%が休日の確保を、24・9%が相談体制の充実を挙げている。
(道・道教委 2021-09-03付)
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