道教委　校長人事推進会議新設　異動の基本方針等審議　人材育成成果　適切に評価を

（道・道教委 2021-09-06付）

　道教委は、１日付で庁内に道立学校長人事推進会議を設置した。教育長を会長とし、校長人事の基本的な方針などを審議するもの。同日開催した第１回会議では、令和４年度公立高校長・道立特別支援学校長にかかる人事異動の考え方（案）について審議。人材育成で成果を上げている校長を適切に評価する仕組みの必要性が指摘された。人事異動の考え方については９月中に策定し、関係者に通知する予定。

　会議は、学校改革の推進に向け、道立学校長の人事に関し、大局的な観点に基づく客観的な人事配置を進めるために設置した。

　教育長を会長、教育部長を副会長とし、学校教育監などその他関係する職員で構成。所掌事項は、①校長人事の基本的な方針の策定②校長採用登録者名簿案の作成③校長人事異動案の作成④その他校長人事の推進に関すること―の４点。

　第１回会議では、校長人事の基本的な方針となる４年度公立高校長および道立特別支援学校長にかかる人事異動の考え方（案）について審議。出席者からは、教頭候補者の育成など人材育成で成果を上げている校長を適切に評価する仕組の必要性が指摘された。

　また、「校長人事に当たり、地域への貢献度合いを反映するため、教育局長の評価を重視する必要がある」「配置計画を踏まえた地域と連携した学校づくりなど、道教委の施策を具現化できる人材の配置が必要」「道教委が求める人材を具体的に示す必要がある」など、多くの意見が挙がった。

　今後、会議の意見をもとに人事異動の考え方を修正。９月中に策定し、各学校に通知するよう準備を進める。

　次回会議は、１２月下旬の開催を予定。校長採用登録者名簿案や校長人事異動案などについて審議する。

(道・道教委 2021-09-06付)