感染防止徹底を注意喚起　胆振局　学びの保障の準備も

（道・道教委 2021-09-02付）

【室蘭発】胆振教育局は、管内の公・私立高校長および市町教委教育長に対し、新型コロナウイルス感染症の管内における状況説明や感染防止徹底について注意喚起した。室蘭保健所と連携して行ったもの。８月２０日の道高校校長協会日胆支部室蘭・苫小牧ブロック合同研究協議会と２３日の管内市町教委教育長会議の中で、山上和弘局長と胆振総合振興局保健環境部の田中研伸保健行政室長が説明した。

　山上局長は、管内で実施された部活動の全国大会や、他管内で複数校が参加した練習試合によって多数の感染者が発生したことにふれ「部活動における感染が拡大傾向にある」と指摘。部活動の感染症対策として「活動場所を原則自校内とし、健康状態の多重チェックを日常的に行ってほしい」と呼びかけた。

　全道・全国大会などの参加に当たり「学校保健委員会を開催し、参加者の健康状態を適切に把握することが必要。大会終了後も学校内での感染拡大防止に努めてほしい」と強調した。

　学校での感染症対策については、「感染力が強いとされるデルタ株の状況から、感染者が出た場合は一旦幅広に臨時休業等の措置をとり、学びを保障するため速やかにオンライン学習が実施できるよう準備を進めてほしい」と要請した。

　最後に、「今一度、健康観察や手洗い・特にマスクの着用など基本的な感染症対策を初心に返って徹底し、万が一、感染者が出た場合は濃厚接触者を最低限に抑えるため対応をお願いしたい」と求めた。

(道・道教委 2021-09-02付)