帯広三条高　ＣＬＡＳＳプロジェクト　都市型探究活動推進へ　第１回コンソーシアム会議

（学校 2021-09-21付）

帯広三条高を会場にオンラインで開催

　【帯広発】帯広三条高校（合浦英則校長）は７日、同校で地学協働活動推進実証事業道CLASSプロジェクト第１回探究コンソーシアム会議を開いた。十勝総合振興局、帯広市役所、道教育大学釧路校、道医療大学などの関係者ら１０人がオンラインで参加。帯広三条高の取組概要と課題点などについて協議し、取組推進に向けた共通理解を図った。

　道CLASSプロジェクトに基づく探究活動を推進するため、各方面からなるコンソーシアムを組織。それぞれの立場から探究活動の在り方、方向性などに指導助言を行うもの。

　コンソーシアムメンバーとして、合浦校長、本別高校の沼澤圭亮教頭、十勝総合振興局地域政策課の千葉敬貴課長、帯広市都市政策課の岡田剛課長、道教育大釧路校の宮前耕史准教授、道医療大の長谷川聡非常勤講師、帯広畜産大の窪田さと子助教、JICA北海道（帯広）の谷口光太郎副代表、十勝毎日新聞社社長室の伊藤亮太室員、とかち子育て支援センターの長岡行子代表理事の１０人を選任した。

　会議はオンラインで開催。はじめに合浦校長があいさつし、生徒たちに身につけさせたい資質・能力を明確にし、地域社会との連携によって同校の都市型探究プログラムを推進するため、「それぞれの立場から助言いただき、実りある会議としたい」と呼びかけた。

　続いて、十勝教育局の田尾和祐社会教育指導班主査が事業趣旨を説明。道CLASSプロジェクトは、地域と学校の連携・協働体制の整備と「まち・ひと・しごと」と「学び」の絆づくりを実現するものと紹介した。

　このあと、帯広三条高の研究概要を説明。

　研究仮説を「地域と連携・協働した探究的な学びを推進すれば主体的に学ぶ力が身につき、その結果主体的な進路選択と進路実現につながる」と設定。教科等横断的なカリキュラム・マネジメントによって、３年間を通した探究スキルの習得、探究スキルの活用、探究の深化と実践の力を養うことで進路実現につなげ、地域の未来を創造する人材を育成するとした。

　このあと協議。探究活動を進めるに当たって、参加者が各々の立場から助言を行い、取組推進の原動力とした。

(学校 2021-09-21付)