木古内小 校務分掌にICT担当部 定期的研修で能力向上 町ICT支援員が活用法説明(学校 2021-09-27付)
プレゼンテーション用アプリケーションについて学習
【函館発】木古内町立木古内小学校(小田将之校長)は、校務分掌にICT推進担当部を位置付け、定期的に研修会を開くなど、教職員のICT活用能力向上に力を入れている。22日、同校で行ったICT実技研修には教職員14人が参加。町のICT支援員を務める熊谷光洋さんからプレゼンテーション用アプリケーションKeynoteを活用した効果的な授業の実践方法について説明を受けた。
町は、GIGAスクール構想における児童生徒への1人1台端末としてiPadを導入。同校はタブレット端末を通して、児童の主体的対話的で深い学びを育むため、前年度から外部講師を招き定期的に校内研修を開催している。
これまで、6年生でKeynoteを活用した授業を行っていたが、低学年では主にロイロノートを活用。今回の研修は、全教職員でKeynoteの活用方法を共有し、今後の指導に役立てていくことをねらいとした。
講師は、木古内町ICT支援員でICT利活用教育コンサルティングファーム「クレバーキッズ」代表の熊谷さん。新型コロナウイルス感染症対策のため、同校とオンラインで接続し、授業におけるICTの利活用を紹介した。
熊谷さんはテキストの入力やカラーの変更、写真・動画の挿入方法などを説明した。教職員は端末でアプリケーションを作動し、実践しながら受講。アニメーション機能によって、写真に動作を付ける方法も習得した。
熊谷さんは「社会科見学の時に使用したい写真や動画をメーンとして活用するとよい」「情報や考えをまとめるロイロノートと、スライドショーなどを作成できるKeynoteを学習内容に応じて活用していくとよい」などと助言した。
低学年における効果的なICTの実践事例について教職員が質問すると、「ロイロノートでは絵を描いたり、簡単な感想を書かせるなど、児童の考えを目に見える形にしていく指導がよいのでは」と述べた。
同校研究部長で6年生担任の五十嵐大教諭は「徐々に活用方法を身に付けて、研究授業などでも生かしていきたい。今後は表計算アプリなどの研修会も開きたい」と意気込みを。
4~6年生の理科を指導し、ICT推進担当を務める富岡令教諭は「写真でコミュニケーションを図ることができるロイロノートも効果的だったが、今後は、実験の予想や考察などの意見を表現することにKeynoteを活用していければ」などと期待を寄せていた。
(学校 2021-09-27付)
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