置戸高前庭インターロッキング補修 北見工高建設か生徒が作業担当 豊かな自然を表現 16日完成予定
(学校 2021-09-14付)

置戸高インターロッキング補修
丁寧に作業を進める生徒たち

 【網走発】置戸高校(小森章史校長)の前庭インターロッキング補修工事が、北見工業高校(小山彰博校長)との連携によって8月30日から行われている。北見工業高建設科の2・3年生62人が実習の一環として作業を担当。コンクリートブロックを一つ一つ敷き詰め、置戸高の豊かな自然などを表現した前庭の完成を目指している。作業期間は16日までの予定。

 道立高校で唯一の福祉科設置校である置戸高は、ことしで創立70周年を迎える。記念事業の一環として破損の著しい前庭インターロッキングの補修を計画し、道教委に依頼したところ、「両校の強みを生かし、教育の観点を盛り込めないか」と、北見工業高との連携について助言を受けた。

 北見工業高の協力を得て、ことし1月から工事概要やインターロッキングのデザインなどについて両校で打ち合わせを重ねてきた。

 デザインは、置戸高の全校生徒へのアンケートで寄せられた「木々があふれる自然豊かな地」「地域とともにある学校で介護福祉士を目指し、日々学び続けている」などのイメージをもとに決定。同校のスクールカラーである緑で「OKETO」の文字や木のイラストを彩り、自然の中で生徒が介助している様子を表現している。

 北見工業高では、作業開始に向け、建設科の1~3年生がコンクリートブロックを製作。4月から取り組み、約3000個をつくり上げた。

 初日の30日は、2年生32人が作業に取り組んだ。

 北見市内の建設業者・河西建設(株)が協力。生徒たちは、同社の社員から技術指導を受けながら、地盤整備やブロックの設置などの作業を進めた。

 置戸高は、インターロッキングについて、「本校に福祉の道を志して入学してくる生徒の成長を願い、また、これからの福祉社会に求められる人材を育成していくという思いを反映したものになった。その思いを実現するためにも、さらなる発展を遂げるよう、教職員一丸となって教育活動を進めていきたい」としている。

(学校 2021-09-14付)

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