網走南ケ丘高　道教委高大連携事業　積極的に英語で交流　１年生８０人　北大留学生と

（道・道教委 2021-09-29付）

オンラインで交流した

　【網走発】網走南ケ丘高校（渡辺淳一校長）は２４日、北海道大学の留学生とのオンライン交流を実施した。道教委の高大連携によるＨｏｋｋａｉｄｏ　Ｓｔｕｄｙ　Ａｂｒｏａｄ　Ｐｒｏｇｒａｍの一環。１年生８０人が参加し、クイズなどの活動を通して積極的に英語でのコミュニケーションを図った。

　事業は、道内大学の留学生との相互交流や道内大学での講義等の受講の機会を創出することで、国際理解の促進と進学意欲の向上を図り、本道のグローバル人材の育成に資することが目的。

　①留学生の道立高校等への派遣・交流②道立高校等の生徒の道内大学への派遣・交流―の２つの事業で構成している。

　網走南ケ丘高では、今回①を実施。②についても今後、１年生１人を北大に派遣する予定となっている。

　参加した北大留学生は、カナダ出身のエミリー・カーさん。新型コロナウイルス感染症の影響で来校が困難な状況のため、オンラインでの交流となった。

　コミュニケーション英語Ⅰの一環として、１年生の２学級で展開。英語の担当教諭２人が授業内容を計画し、自主的に英語を話すことが少ない生徒の実態を踏まえ、積極的に英語でコミュニケーションを図る機会の創出をねらった。

　はじめに、カーさんが自身のことやカナダの特色などについて英語で説明。好きな食べ物や学校生活のほか、カナダの公用語、クリスマスやハロウィンの様子などを紹介した。

　つぎに、事前にカーさんから寄せられた質問に生徒たちが回答。「Ｗｈｅｒｅ　ｉｎ　ｔｈｅ　ｗｏｕｌｄ　ｙｏｕ　ｌｉｋｅ　ｔｏ　ｖｉｓｉｔ？　Ｗｈｙ？」「Ｗｈａｔ　ｉｓ　ｙｏｕｒ　ｆａｖｏｒｉｔｅ　ｆｏｏｄ？Ｗｈｙ？」などの問いかけに対し、各グループごとにまとめた内容を英語で説明した。

　また、「Ｗｈａｔ　ｙｅａｒ　ａｍ　Ｉ　ａｔ　Ｈｏｋｋａｉｄｏ　Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ？」「Ｔｈｅ　ｏｆｆｉｃｉａｌ　ｌａｎｇｕａｇｅ　ｏｆ　Ｃａｎａｄａ　ａｒｅ　Ｅｎｇｌｉｓｈ　ａｎｄ　〇〇？」など、最初のカーさんの説明を踏まえた問題も出題された。正解するとグループにポイントが与えられる形式となっており、生徒たちはポイントの獲得を目指して積極的にコミュニケーションを図った。

(道・道教委 2021-09-29付)