集合会場の設置提案　支援者養成研修動画配信で協議

（道・道教委 2021-10-01付）

　道教委は９月２９日、第２回家庭教育推進協議会をオンライン開催した。家庭教育支援者養成研修の動画配信の方向性を示し、意見を交換。ICTに不慣れな支援者も参加できる会場の設置を提案したほか、家庭教育に興味のある多くの人や支援団体に研修の情報を提供するよう求めた。

　協議会は、地域の総合的な家庭教育支援活動の在り方の検討、成果の検証を行うことが目的。

　この日、家庭教育支援の有識者、事務局を構成する本庁・各教育局の職員ら計１３人が参加した。

　はじめに、長岡広之社会教育課長補佐が家庭教育支援者養成研修の今後の展開について説明。市町村における家庭教育支援の中核的人材の育成に向け、動画共有サイトYouTubeによるオンデマンド動画の作成・配信を計画していることを伝えた。

　つぎに、空知教育局の中西めぐみ社会教育指導班主査が、研修の３つのテーマ「障がいのある子どもと保護者への支援」「関係機関と連携し、親子を育てる支援の在り方」「傾聴、コミュニケーションに関する知識」について説明。檜山教育局の齊藤伸一社会教育指導班主査は、動画配信方法の検討状況を伝えた。

　参加者から、ICT環境に不慣れな家庭教育支援者も参加できるよう、集合会場の設置について提案された。障がいの有無にかかわらずすべての人が対象とする内容とすることや、「自治体だけでなく、家庭教育に興味がある多くの人や様々な支援団体にも情報を提供してほしい」との要望があった。

　次回会議は来年２月の開催を予定している。

(道・道教委 2021-10-01付)