道教委 小・中主幹教諭配置成果 業務改善 小学校9割 組織力向上や育成機能強化も(国 2021-10-13付)
道教委は、道内小・中学校における令和2年度の主幹教諭配置による主な成果をまとめた。「業務の質の改善・効率化」の成果があった小学校の割合は90%、中学校は83%といずれも前年度と比べ上昇。「人材育成機能の強化」を挙げた割合は小学校で51・9%、中学校で45・5%となるなど、多くの項目で上昇している。
道教委は、主幹教諭を、平成21年度から道内小・中学校などに配置。適切な役割を分担し、組織的・効率的な校務処理を進めることで、教員の負担軽減、子どもと向き合う時間の確保に努めている。
配置校数は21年度の28校から徐々に増加。3年度は348校となった。
道教委によると、2年度配置校のうち「分掌間・学年間の調整など、学校の総合的な調整が図られ、組織としての力が向上した」と回答した小学校の割合は前年度比3・5ポイント増の84・0%、中学校で8・0ポイント増の87・5%。
「教職員間の業務調整が円滑になり、業務の質が改善、業務が効率化した」は、小学校で1・7ポイント増の90・7%、中学校で14・2ポイント増の83・0%となった。
「教職員のOJTが改善させるなど人材育成機能の強化」は、小学校で1・4ポイント増の51・9%、中学校で7・1ポイント増の45・5%といずれも上昇。
一方、主な課題をみると「他の職員との連携が不十分で、業務分担や組織体制の在り方に課題がある」が小学校3・7%、中学校1・8%、「主幹教諭となる人材の育成が十分にできていない」が小学校2・5%、中学校3・6%とわずかにあり、例年と同様の傾向となっている。
(国 2021-10-13付)
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