道教委　道立学校ふるさと応援事業　学校応援重点型を新設　寄附金は学校支援と国際交流

（道・道教委 2021-10-18付）

　道教委は１０月から、道立学校ふるさと応援事業で新たな指定（学校応援重点型）を開設した。ふるさと納税の寄附額のうち、８割を指定道立学校の支援に、２割を全道立学校の国際交流に充てるもの。周知用リーフレットやポスターも新たに作成し、特色ある教育活動や教育環境の充実に向けて応援を呼びかけている。

　道立学校ふるさと応援事業は令和元年度開始。次代を担う子どもたちをふるさとへの誇りと愛着をもち、北海道を支える人材へと育てるため、ふるさと納税を活用して道立学校の特色ある教育活動の充実に向けた支援・協力を求めるもの。出身地、母校でなくても寄附は可能で、いわゆる返礼品はない。

　これまで、寄附額の２分の１を寄附者が指定した道立学校の教育活動や教育環境の充実などに活用し、残り２分の１を姉妹友好提携地域との交換留学などの国際交流に充てる学校指定（バランス型）と、全寄附額を国際交流に充てる全道応援型の２種類を選択可能としていた。

　今回、新たに学校指定（学校応援重点型）を設け、寄附額の８割を指定した道立学校の応援に、２割を国際交流に充てることが可能となる。

　寄附先の学校と事業計画の詳細は、教育政策課ホームページで公開。学校が作成したＰＲ動画もYouTubeで公開しており、寄附金をもとに取り組む各学校の具体的取組、魅力ある教育活動などを伝えている。

　道教委は今後、新たに作成した周知用リーフレットやポスターを各教育局や道立学校へ配布するなどして、広く応援を呼びかけていく。

(道・道教委 2021-10-18付)