十勝局 体育オータムフェスタ 専科教員の実践学ぶ 芽室南小で模擬授業公開(道・道教委 2021-10-15付)
児童たちは様々な練習方法に挑戦した
【帯広発】十勝教育局は10月上旬から下旬にかけて、管内の体育専科教員・中学校授業実践スペシャリストを配置する小・中学校を会場に、令和3年度体育オータムフェスタを開催している。11日には芽室町立芽室南小学校(長尾全雅校長)で専科教員の川崎有希教諭が模擬授業を公開。異なる種類の運動を順番に行うサーキットトレーニングを活用した授業改善の取組を紹介した。
道教委は体育専科教員活用事業によって、子どもの体力向上に積極的に取り組む学校などに体育専科教員等を配置。学級担任などとのチーム・ティーチングによる指導や授業づくりの支援などを通し、体育に関する指導力の向上や学校全体の児童生徒の体力向上に努めている。
その一環として、十勝教育局は管内の体育専科教員・中学校授業実践スペシャリストを活用し、独自に今回の取組を企画。授業参観や体育専科教員および中学校授業実践スペシャリストとの協議・演習を通して、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善をねらいとしている。
11日は芽室南小で川崎教諭の4年生体育科「C走・跳の運動~高跳び」の4時限目を公開した。
単元の目標に、①高跳びの行い方を知るとともに、その動きを身に付けることができるようにする②自己の能力に適した課題をみつけ、動きを身に付けるための活動や競争の仕方を工夫するとともに、考えたことを友達に伝えることができるようにする③高跳びに進んで取り組み、きまりを守り誰とでも仲よく運動したり、勝敗を受け入れたり、友達の考えを認めたり、場や用具の安全に気を付けたりすることができるようにする―の3点を設定した。
準備運動のあと、川崎教諭はサーキットトレーニングとして、反復横跳び、けんけんぱ、ミニハードル、ハードル跨ぎ、一台ハードル、川跳び、股関節伸ばしの7種目を児童に取り組ませた。1種目当たり30秒に区切って主運動につながる動きを体験させた。
続いて、大型ディスプレイとホワイトボードで、本時に行う動きのポイントを確認。動画でハードルの跳び方を提示し、足・頭・上半身・腕の部位ごとの動きのポイントをまとめた。児童はICTで動きを確認しながら、自分の課題に気づけるよう努めた。
このあと、4コースに分かれて鈴のついたゴムを使って前傾姿勢を意識しながらハードルを跳ぶ、ハードルの左側に付けた画用紙に足を当てて足を振り抜く感覚を意識させる、ミニハードルで助走の感覚を養うなどのトレーニングを行った。
授業後、川崎教諭と参観者で協議。子どもの目的意識、教師の手立て、サーキットトレーニングの活用などの観点から意見を交換した。
(道・道教委 2021-10-15付)
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