安全・安心どさんこカルタ更新　子の防犯意識向上へ　情勢反映した読み札に

（道・道教委 2021-10-14付）

絵札の１枚。いじめはしない！させない！許さない！

　道犯罪のない安全で安心な地域づくり総合推進会議は、安全・安心どさんこカルタをリニューアルした。旭川市出身の漫画家・ヤマモトマナブさんが絵札をデザイン。ネット利用の注意喚起など、社会情勢の変化を踏まえ、子どもが理解しやすい読み札に変更した。

　カルタは平成２５年に作成。人、地域、社会の絆によって犯罪のない安全で安心な地域づくりの活動を促す安全・安心どさんこ運動の普及を図るため、防犯に関する知識や注意喚起を分かりやすく示している。

　今回、社会情勢を反映させるとともに、子どもが理解しやすい内容となるようリニューアル。道内在住の漫画家・ヤマモトさんが絵札をデザインした。

　読み札は道警の学生ボランティアや道環境生活部の若手職員が協力。「ＳＮＳ　本名出したら　危ないよ＝」「理解しよう　ネットのルールや　マナーなど」など４４枚を作成した。

　１１日に道庁本庁舎でリニューアルの発表と贈呈式を実施。作成費用を負担した北海道“絆”menづくりプロジェクトの松井敦利代表が道に１０００組を寄贈し、「より子どもたちの安全・安心につながるカルタとなった。有意義な使い方をしてほしい」と話した。

　ヤマモトさんは「漫画にすることで子どもたちが関心、興味を抱き、防犯意識の意識の向上につながれば」と期待した。

　道環境生活部の田辺きよみくらし安全局長は「心に届きやすく、ストーリー性のあるものとなった」と謝意を示した上で、子どもたちが集まるイベントで幅広く活用していく考えを示した。

１２０人が授業実践などで交流した

(道・道教委 2021-10-14付)