建設業の楽しさ体感　札工高　現場見学会に参加

（学校 2021-10-19付）

ドローンの操縦方法の説明に熱心に耳を傾けていた

　札幌工業高校（太田潤一校長）の生徒は１３日、札幌建設業協会（岩田圭剛会長）が実施する現場見学会に参加した。土木科２年生６８人が、北海道開発局札幌開発建設部が所管する２現場を訪問。北広島市内を流れる島松川の築堤盛土工事の現場では、ドローンを操縦して現場を撮影したほか、施工する伊藤組土建＝（札幌、玉木勝美社長）で働く同校ＯＢの若手技術者から、入社理由や仕事の楽しさを聞き、建設業の魅力を感じていた。

　この日は、島松川の現場のほか、江別市内にある道央圏連絡道路改良工事の現場を見学した。

　うち、島松川の現場では、一方井真介現場代理人が工事内容について解説したあと、ドローンの操縦体験を実施。生徒一人ひとりに操縦方法を説明し、生徒は重機が作業をしている光景など、思い思いの写真を撮影していた。

　さらに、同校ＯＢで入社２年目の森小次郎さんが、入社理由について「インターンシップで訪れた際に、楽しそうに仕事をしていたことがきっかけ」と説明。「分からないこともたくさん教えてもらい、今では道路の橋梁工事に携わっている」と楽しく働いていることを紹介した。

　同行した河村雄介教諭は「コロナ禍でイベントが中止となる中、見学会という場を提供していただき大変ありがたい」と感謝。「なかなか経験できないドローン操縦という体験は、生徒たちにとって大きな財産になったのでは」と話していた。

(学校 2021-10-19付)